その370 個性を尊重して周囲の人と助け合おう!

徐々にではあるが仕事モードになってきた。

まだ、他人への振り分けはできておらず、その点は反省しなければならないが、中期的課題を検討する週1のワーキングチームへの参加も決まり、個人的には楽しくなってきた。

ただし、目の前のことを疎かにしてはならないと思う。

仕事の性質上、少し先のことを考えるのは楽しい。

実現できること/できないことの境界は明確でなくても許されるからだ。

また、今回求められている役割は、プロジェクトの担当システムのオブザーバであり、自分の領分以外は、まあ感覚的に無責任なことを言っても許される。

もちろん、それぞれの専門知識を持ち寄って、新たな何かを見つけるという命題があるので、一時も気を抜けないには違いないが、ゴールが書面というのは、システム屋にとってみると気が楽だ。

この考え方は、恐らく間違っていて、書面つまり上流工程の設計書がしかっりしていないと、実際の開発で苦労するわけで、それこそ最も気合いを入れなければならない部分であるとは思う。

しかし、そのように頭で理解していても、実際の開発作業とは、苦しさの質が違う。

目の前に迫った仕事(システムのカットオーバー)は、極端な話1点のミスも許されないので、地味な確認作業を繰り返すだけで華がなく、それでいて緊張を強いられる。

しかも、上手くいって当たり前なので、誰も褒めてくれない。

ミスをしたときに、それは上流工程での整理がいい加減だからと言っても、お客さんに通用するはずもない。

このような状況の中でチームをいかに盛り上げていくかがリーダの役割のひとつだ。

誰も褒めてくれないのであれば、自分が気がつくかぎり褒めてあげよう。

地道な作業を繰り返して、精度の高いもの(システム)を作り上げていくことの喜びをチームで共有したい。

特に昨年の春からチームに加わったメンバに成功体験を味わってもらいたい。

ほとんど雑用に近い仕事しか与えることができず、主体的に何かをしたという実感はないかもしれない。

また、この先ずっと今のセクションにいるとは限らない。

それでも、自分が携わったことに対して成果を感じることができれば、自信がつき、仕事だけではなく人生においてもプラスになるはずだ。


今年は、周りの人を活かしていきたい。

後継者と目していた人材が本人の希望とは関係なく移動させられたり、担当のような上司のかわりに放任主義の上司になったことで、自分ががんばらなければという思いが強すぎた。

でも、一人のがんばりなんて限界があるし、皆でやることでこそ何があっても対応できるようになる。

もっとメンバを信頼しなければ。

そう。うまくいくように段取りさえつけてあげれば、きっとできるはずだ。

人の長所を引き出すことを意識しよう。

どんなメンバでも長所があり、短所がある。

自分自身だってそうだ。

チームの運営にバラツキがあってもよいはずだ。

日本人らしさなのか、均一性、つまり、メンバには平等に仕事を割り当てて、同じような成果を求めるということに拘りすぎていたもかもしれない。

もっと、個性を活かしたい。

対外折衝の得意な人、自分で仕事を探すのは得意でないけれど筋道さえ示せば安定した仕事をする人、集中力は持たないが瞬発力のある人・・・

それぞれに合った仕事を割り振っていけばよい。

適材適所で、きれいに仕事が割り振れるかは別としても、これまでのように均質な結果を求めるのは止めようと思う。

そして個人のプライドを傷つけないように、その人が得意な分野、ストレスのかからない分野で自信をつけさせてあげよう。

思うように結果がでなかったのは、リーダのせいでもあるということを忘れないようにしよう。


本日のパパからのメッセージは、

「個性を尊重して周囲の人と助け合おう!」

です。


そして、パパの「今日のよかった!」は、

「自分のポジションを再認識できた!」

です。

Why?

→ 自分が担当の役割を外れて調整役に徹すれば、できたスペースは誰かが埋めてくれると信じることができたから。