その372 行動の前にまず返事をしよう!
本年の初の落語観賞@高津市民会館に行ってきました。
柳家権太楼師匠の独演会です。
いやー正月らしく賑やかで楽しい会でした。
「子ほめ」柳家おじさん
「反対俥」柳家ほたる
「代書屋」柳家権太楼
「漫才」 ホームラン
「火焔太鼓」柳家権太楼
個人的には「代書屋」がよかった。
枕で、豪華客船「飛鳥」に乗りこんでの落語会のエピソードを話して爆笑をとった後に「代書屋」に展開したところがよかった。
観衆のイメージを明るく広がった世界から、一気にどちらかというとじめじめしていて狭い世界へ一気に転換してしまうところがダイナミックであった。
普通は、流れが途切れたり、枕が面白すぎると、本編が霞んでしまいがちであるが、さすがにきっちりしていた。
お弟子さんのほたるさんにも言えることだが、キャラクターのデフォルメが上手だと思う。
これが爆笑派と言われている所以か。
柳家の伝統を感じさせられました。
で、これは権太楼師匠が枕の中で仰っていたのですが、噺家さんたちの世界では、「行動の前にまず返事をしなさい」という慣習があるそうです。
最初は、「返事より行動だろ」などと思ったりもしたのですが、よくよく聞いてみたら「決して行動を疎かにするのではなく、行動の前に意思表示として返事をしなさい」ということで腹落ちしました。
相手とのコミュニケーションにおいて、こちらの意思を示すことは重要なのかもしれない。
楽屋で師匠に「おーいお茶」と言われて、立ち上がってすぐにお茶を出してもダメだそうだ。
もちろん行動は必要であるが、まずは相手の意思に対して、自分がどのように考えているのかを示すことによって、相手を安心させてから行動をすればよい。
言われてみれば当たり前のことであるが、ついつい返事を疎かにしてしまいがちだ。
特に家族でるとか、職場であるとか、長く時間を共有する相手に対しては、「言葉に出さなくてもわかるだそう」というふうになってきてしまうような気がする。
でも、これは違う。
どんなに親しくなろうと、どんなに信頼関係ができたしても、言葉で自らの意思表示をすることを省いてよいわけがない。
返事をするなど1秒もかからないことである。
返事をしたからといって行動が遅くなるわけでなない。
むしろ、自らの決意表明の表れなので、きっちりと仕事をするであろう。
なんだ、良いことづくめではないか。
自分自身返事をすることが全くできていないわけでもないが、果たして気持ちよく返事をしているであろうか。
そうだ。返事の達人になるくらいの意気込みで、返事への意識を持ってみよう。
コミュニケーションの達人というと、感情表現があまり得意でなかったりすることもあり、ハードルが高すぎるような気もするが、部分的にでもできることはあるのだ。
そう!良いと思ったことは、今すぐはじめてみることだ。
本日のパパからのメッセージは、
「行動の前にまず返事をしよう!」
です。
そして、パパの「今日のよかった!」は、
「二日酔いから劇的に復活できた!」
です。
Why?
→ 何もしないと二日酔いは残ってしまうので、無理をしてでも体、頭を動かしてみると復活しやすいことがわかった。