その77 他人のために一生懸命に働こう!

昨晩は、茂木健一郎さんの話を聞いてきました。

第128回新宿セミナー@Kinokuniya「脳を活かす生活術 〜希望の道具箱〜」刊行記念の講演です。

茂木さんの講演会は2度目でしたが、TVでの物腰柔らか的な魅力とは異なり、非常に饒舌でサービス精神旺盛で、非常に面白かったです。


茂木さん曰く、このようなTPOの使い分けができる能力のことを「ブリコラージュ」(器用な仕事)と呼んでいました。

で、この「ブリコラージュ」を鍛えるためには、今、それぞれが持っているもの、これまで体験してきたものを活かすことが大事だと仰っていました。

<以下講演の要旨まとめ(構成・表現は変えています)>

■自分の「持っているもの」「体験」こそが『脳の道具』で、この道具を何と組み合わせるかが大切である。

■ビジネス書やノウハウ本に書いてあるように、ダイレクトに何かをやろうと思っても、伸びしろがない。

■とりあえず、自分の手持ちでありあわせで何とかしてみよう。それが楽しい。

■そして、この手持ちのパターン(=ブリコラージュ)を増やすには、
  ①気になることはとりあえずやってみる
  ②一つのことをしつこくやってみる
 という、両面作戦が有効。

■ブリコラージュが増えると、不意打ち的に何かと組み合わさったとき、バブルが生まれる。

■バブルは、良いものである。この夢中になれるバブルに人生で何回出会えるかが勝負。

■バブルに出会ったら、とにかく突っ込んでみる。

■いつかバブルははじけるものであるが、そこから得られるものは大きい。

■同時に、バブルがはじけて抜け殻にならないように、モノカルチャー的でなく多様性を持っておこう。

■人はそれぞれにいろいろな経験をしてきているので、みな魅力的な道具(スキル)を持っている。

■スキルの使い方を知っているか、知らないかの差があるだけ。

■他人のために一生懸命に働こうと思うと、無限のエネルギーが生まれ、上手にスキルを使える。

■他人のために働いていると、周りから応援される。(プロフェッショナルの共通点)


いろいろな至言がありましたが、本日のパパからのメッセージは、

「他人のために一生懸命に働こう!」

です。


正直、パパにもできていません。

でも、他人のために一生懸命に働いている人って、応援したくなる気持ちはよくわかります。

パパも遅まきながらそのような人間になることを目指しますので、君たちも是非、打算的ではなく、他人(世の中のためでも可)のために、一生懸命になれる人になってください。