その275 女性の社会での活躍が日本を活性化する!
女性が働くということについて、ちょっと考えてみました。
きっかけは、最近読んだ坂東眞理子氏の「幸せの作法 働く女性に贈る61のヒント」という本です。
パパは、勝間和代氏の影響もありますが、女性が男性と同等に働く社会が理想であると思っています。
この理想の社会を構築するためには、夫婦の間で家事、育児を分担し、それぞれが相互の仕事を尊重し合うというのが望ましいと思っています。
旦那さんが外で仕事をして奥さんが家を守るという図式は、これからの日本の人口分布の推移からみても、最早成り立たないでしょう。
なぜなら、このままでいくと圧倒的に労働人口率が下がり、労働者が労働者を支えきれなくなるためです。
では、どうするか?
単純に労働者数を増やすことです。
労働人口を増加させるには、
①労働者年齢を拡大する(定年の延長)
②専業主婦層の労働力への転換
③移民政策等による海外からの労働力の受入れ
でしょう。
このうち、③は島国文化というバリアが高く、現実的には実現まで相当の時間を要すると思います。
(パパ個人的には、多様化は否定されるべきものではないと考えているので賛成です。)
したがって、早急に手を打つべきは、①、②です。(その間に③についても真剣に議論をしておくべきです。)
これを政策として、真正面に据え、早急に具体的な検討に入って欲しいものです。
(ところが、先の選挙でもそうですが、どうも近視眼的な政策の話題でしか票を集められないのか、本当に30年後、50年後の日本の行く末を案じて語っている人が居なかったような気がします。)
ただし、企業側の論理にたつと、人件費の削減こそが急務になってきているので、やすやすとは従業員を増やすようなことはしないでしょう。
ましてや、近年のIT技術の発達により、単純な仕事は、機械で代替できるようになってきています。
とすると産業革命、IT革命のような、イノベーションに期待するしかないのでしょうか?
それでは、何もしないまま弱っていく可能性が高く、むなしすぎます。
どんなシチュエーションでもそうですが、ただ黙って幸運を待つのではなく、積極的に自ら動くことが必要です。
では、どうするか?
富の再配分ではないのですが、仕事の再配分を実施して欲しいと思います。
前提として、労働力の減少は、消費の減退にも繋がり、結果的に日本全体の経済力の弱体化を招くことになるということを、国民にわかりやすく伝えるべきです。
そのうえで、せめて働く意欲を持っている人については、何らかチャンスを与えるべきです。
そして、そのためには、誰かに犠牲になってもらわなければなりません。
つまり、多忙な人に仕事が集中しすぎるのを制御して、その分を仕事を欲する人に分け与える。
ようはワークシェアリングの導入です。
旦那さんが早く帰宅したり、週のうち3日間休んだりしながら、家事・育児を手伝い、その間、奥さんが外で仕事をする。
個人レベルにおいては、
①せっかく高等教育を受けているのに、その能力を家事・育児にだけ使うのは勿体すぎます。
女性ならではの感性、細やかさなど特殊なものではなく、普通に男性と対等にビジネスができると思います。
②また、外部と接触を保ち続けることにより、社会に対する見方が多様化します。
家にいると、生活者の視点で物事を考え、それはそれで大切なのですが、どうしても自らの身の回りのことが優先的になってしまうように思えます。
なので、外で働いて、日本という国、あるいは世界に目を向け続けて欲しいと思います。
③そして、何より自らが稼ぐことにより、旦那さんとの間の経済的な関係が対等になります。
勘違いをした旦那さんが、経済的に支配してしまう可能性があるので、これを予防する必要があります。
そして、社会レベルにおいては、
③とも関係しますが、自らが稼いだお金だと、より使いやすくなるので、消費が活発になるはずです。
一人が30万円稼ぐのと、二人で30万円稼ぐのでは、使われる額に差が生じるような気がします。(これは、あくまでも勘ですが・・)
ただ、外で働くと、外食をするでしょうし、おしゃれもするでしょう。
理論上は、人口が減っていく分を、一人一人の消費でカバーしない限り、経済は停滞の一途をたどるのです。
人口の減少率が下げ止まるまでは、なんとか、経済を活性化する政策を用いる必要があり、そのためには、女性の社会での活躍が欠かせないのです。
これから先、どのような社会になっていくかを完全に予想することはできませんが、封建的な社会に後戻りすることはないでしょう。
そうであれば、流れに乗っていきましょう。
男女の区別なく働くことを念頭においておくことは必要であると思います。
本日のパパからのメッセージは、
「女性の社会での活躍が日本を活性化する!」
です。
そして、パパの「今日のよかった!」は、
「今週の目標としていた仕事が終わった!」
です。
さあ、週末に英気を養って、月曜になったら忙しさが待ち受ける職場に、気持ちよく出勤しよう!