その7 学生時代に基礎となる知識を身につけよう!

本年2冊目の本を読み終わりました。

「はじめての法律学」(松井茂記、松尾孝明、曽野裕史)。
有斐閣アルマのベーシックシリーズです。

有斐閣アルマを読むのは、2冊目ですが、大学生向けに書かれており、ベージックシリーズのレベルは、初心者にとって、読みやすく、読んでいるだけで、知識が吸収できるような錯覚を覚えます。

私は、法学部(政治学科ですが)出身なので、当然、法律の基礎を学んだことになっていますが、この本に書いてあることが新鮮に感じたりするのですから、いかに授業をサボっていたかが晒されてしまいます。

かつて所属していた部署で、民法については、若干、勉強する機会があったのですが、大学で選択しなかった刑法、刑事訴訟法などは、物語に当てはめながら、体系的に学べるので、とても興味が持てました。

また、1年生のときに4単位とったはずの憲法も、基本的人権など、あらためてその考え方を読んでみると、人間の尊厳にかかわる意義の深いものだと感じました。

学生のときとは違い、自他の人権にかかわる問題に多少なりとも関わってきた実体験が憲法の意義とマッチして、興味をそそるようになったのだと思います。


しかし、やはり、学生時代にきちんと勉強しておくべきでした。

法律に限らず、「こんなことを知っていれば」といった後悔が、大人になるとどうしても出てきてしまうものです。

「やらせれている感」の勉強は、どうしてもつまらないです。

その「つまらなさ」を克服するのは、「知らないことを知る」喜びです。

小さいときから、どんな科目、あるいは勉強でなくてもよいので、基礎となる部分を覚え、身につけよう!

とのかく「知る喜び」「習得する喜び」に気づいてください。


テストのための勉強ではなく、自分の「喜び」のために勉強しよう。

そして、あらゆるものに興味を持ち、興味をもったものに対しては、一足飛びに応用問題に取り組むのではなく、地道に「基礎」を繰り返し学ぼう。


大人になって「基礎」を学ぶのも、悪くはありません。

ただ、学生時代に「基礎」を学んでいれば、もっと大人を楽しめるはずです。


本日のメッセージは、

「学生時代に基礎となる知識を身につけよう!」

です。


君たちには、これから輝かしい未来が待っています。

「基礎」を繰り返し学ぶことが、成功への近道と信じて、努力していってください。