その18 目標に向かっていくのが辛くなってきたら、手前に簡単な目標を設定しよう!

昨日が比較的暖かかったせいもあり、曇り空の本日はちょっと寒かったです。

多摩川沿いをランニングしていて、冷たい風が身に染みました。

今月は手帳に「ランニング10回」という目標をたてました。

天候に恵まれていることもありますが、こちらは読書&マインドマップ15冊と違って、順調に消化しています。


8月に引っ越をしてきてからはじめたランニングですが、当初、手探りであったコースも、ようやくショートコース(40分)、ロングコース(60分)の2種類を確立することできました。

昨日は、午後に出かける用事がったのでショートコースでしたが、本日は特に出かける用事もないので、ロングコースを走りました。

不思議なのは、40分でも、60分でも、どちらも最後は同じくらい苦しいということです。

昼休みに事務所の周辺を走るときは、20分のコースなのですが、やはりこちらもゴールに近づいてきたときは、同じくらい苦しいです。


最近では、多少走ることに対する筋肉がついてきたせいか、60分程度では、「足があがらなくて苦しい」ということはなくなりました。

苦しいのは、足というより心肺です。

心肺機能も足と同様に鍛えているはずなので、20分や40分のランニングでは、余裕のはずなのですが、どうしてもゴール前では苦しさを感じます。

どのコースを走っても、すぐに息は整うでの、心臓やら肺というより、多分に精神的要素が影響しているように思えます。

20分コースの20分目と、60分コースの20分目では何が違うのでしょうか?

60分コースを走る際に20分目は、まさに体が温まってきて、リズムがよくなってくるころですが、20分コースの20分目では、全身に疲労を感じているような感覚です。

多少はスピードが違うとは思いますが、20分コースを走る際に、タイムをあげて走ろうということは意識していないので、もっとゴールのときに楽でよいはずです。

「まだ先が長い」ということを無意識に感じていると、その時点の「疲れ」「苦しさ」よりも、将来訪れるであろう「疲れ」「苦しさ」に対する予防策に神経(モチベーションの維持の作用)が働き、そのときの肉体的な「疲れ」「苦しさ」は薄められるのでしょう。

脳科学などでは、とっくに解明されていそうなので、今後調べたいと思います。


で、これは、ランニングだけではなく、様々な目標に当てはまるのではないかと考えました。

大きな目標をたててそれに向かっている過程においては、中間点に到達するためのストレスは少ないはずです。


例えば、期末試験でよい結果を残すことを大きな目標とします。

そのうえで、ある日先生から宿題を出されたとしましょう。
宿題のことだけを考えると、「明日までになんとかやらなければ」という思いが、ストレスとなり、息苦しく感じ、モチベーションが低下した状態で宿題に取り掛かることになってしまいます。

でも、宿題を期末試験のためのトレーニングと考えたらどうでしょう?

「この宿題に出された問題を理解すれば、期末試験の直前に楽ができる」と思ってみましょう。

「試験に比べれば、宿題なんて簡単だよね」と発想を転換して、目の前に迫った課題を大きな目標の中の中間目標と考えてみましょう。


宿題を期末試験(大きな目標)のための過程(小さな目標)であると捉えることにより、モチベーションが維持でき、ストレスなく宿題にとりかかれるようになります。


本日のメッセージは、

「目標に向かっていくのが辛くなってきたら、手前に簡単な目標を設定しよう!」

です。


気分が高揚していれば、多少難しい課題にあたっても、乗り越えていけるはずです。

そして、小さい課題をクリアしたことを自信として、大きな目標にとりかかってください。