その25 NHK教育テレビを見よう!

吉本佳生さんのセミナーで教えてもらった「出社が楽しい経済学」という番組を見ました。

これはおもしろい!

24日の放送のテーマは、「比較優位」でした。

経済学を学んだことのある人なら、簡単すぎる内容なのかもしれませんが、パパのような経済学のイロハを知らない者にとっては、丁度よいレベルでした。(大学の一般教養の経済学のレベルをさらに噛み砕いている感じです。)


この比較優位の考え方を自分なりにまとめると以下のとおりです。

◇企業視点では、「選択と集中により、自社の強みを生かせる分野で勝負をして利益を出すことが必然である(強みを生かせない分野は撤退することにより、他企業がそのシェアを確保して利益を生み出す)」

◇個人視点では、「自分の持つ技能の中で相対的な強みを持つものを知り、強みのある技能を伸ばすことで価値が高まる(得意分野に集中して企業活動に寄与して、不得意分野は他人に任せる。任せられた分野は、個々が努力してさらに技能を高める)」

◇世界観視点では、「優れた国、優れた企業、優れた人がすべてのことをできるわけではないので、どんな国、どんな企業、どんな人でも、役割がある」


番組の中で、

「経済学は、これ以上に含蓄のある発見をほとんどしていない」

という、サミュエルソンの言葉が紹介されていました。


「役に立たない人間なんていない!」

経済学の中に、人が救われる理論があるとは思ってもいませんでした。

この番組は次週以降も楽しみです。


で、パパにとって「比較優位」も新しい出会いだったのですが、もうひとつ新しい出会いだったのが、土曜深夜枠のNHK教育テレビの充実度の高さです。

平日の放送は、幸ちゃんと一緒によく見ていたので、「幼児向け番組」の充実度が知っていましたが、若者向けの番組がこれほど充実しているとは知りませんでした。

ちなみに、24日の22時以降のタイムテーブルは次のとおりです。

 22時00分 「平成シゴト図鑑」
 22時30分 「一期一会」
 23時00分 「出社が楽しい経済学
 23時30分 「会社の星」

どの番組も、大学生から20台前半の若者をターゲットにしているように思えますが、アラフォー世代が見ても、十分に楽しめり内容です。


いつの間にか、「TVを見ることが知的ではなく、格好悪いもの」という、変な固定観念がインプットされていたようです。

決してそんなことはないですね。

読書、インターネット、TV。
それぞれの特性を理解して、バランスよく使い分けることが大事ですね。

特に、「大衆に迎合する必要がなく、興味がある人だけどうぞ見てください」といったことが罷り通る「NHK教育」はよいです。


本日のパパからのメッセージは、

「NHK教育テレビを見よう!」

です。


そして、テレビを見ながらメモをとりましょう!(和田裕美さんも仰っていました。)

いつものダラダラした時間が、あっという間に自己研鑽の貴重な時間に変身します。