その28 上司とのコミュニケーションの中で、自分で優先して行う仕事を見つけよう!
俺としたことが遊兵を作ってしまったとは。なんと無様な。」
パパが大好きな田中芳樹氏の小説「銀河英雄伝説」での名将ミッターマイヤー元帥の台詞です。
戦術家として自信のあったミッターマイヤー元帥が、戦術の基本である、「資源(兵力)の有効活用」を十分行えなかったことに対して悔やんでいる場面ですが、「「有限な資源である兵の能力を最大限に活用すること」がいかに大切であるかを見事に表していると思います。
仕事でも遊兵を作らないことが戦術上の基本となります。
マネージャーは「いかに部下に対していかに仕事をさせるか」に注力しています。
言い換えれば「部下にいかに効率よく仕事をさせたか」でマネージャーの評価が決まるのです。
このことをきちんと理解しておくと、自分のやるべき行動が見えてきます。
「自分が遊兵にならないように意識すればよいのです。」
ただ、ここで少し難しいのは、「マネージャーが遊兵と感じさせない行為」が何であるかを理解することです。
そのためには、「組織のミッション」「セクションのミッション」「チームのミッション」を知って、そのミッションを実現するための行動を優先させることです。
さらに注意すべきは、「ミッション」は日々変化しているので、最新の情報を入手する必要があるということです。
特に「チームのミッション」のような少人数で成し遂げることが求められているミションは、難易度が高くない分、短期的に実現を求められていることが多いので、進捗状況によって日々変化していきます。
この変化を見逃さないことが大切になります。
したがって、この変化を感じ取るために、直属の上司とは、毎日しっかりコミニケーションをとりましょう。
会話の中で、上司が最も気にかけていることが何であるかを探り、そのことに対して積極的に手助けするような態度を示しましょう。
本日のパパからのメッセージは、
「上司とのコミュニケーションの中で、自分で優先して行う仕事を見つけよう!」
です。
仕事に就くなんて、まだ当分先の話ですよね。
でも、上司を、ママ、ジジ、ババ、あるいは先生に置き換えて、実践してみてください。
そして「気配りができる人間」となって、周りのみんなを幸福な気分にさせてあげてください。