その34 よい行動や習慣を続けるために、どんどん周囲を巻き込む!

ハミガキの話をしましょう。(昨日の歯医者に定期的に通おうという話の流れです。)

幸ちゃんの歯が生えてきたとき、君は、ハミガキをとても嫌がったのですよ。覚えていますか?

当たり前ですよね。

自分の意に反して、口を大きく開けさせられて、変な味のする薬をゴシゴシこすり付けられるのですから。

ママは君をハミガキさせることに対して、とても苦労して、そして悩んでいました。

口癖のようにパパに対して毎日のように「早く帰ってきて、幸ちゃんにハミガキさせてよね」と言っていました。

パパが早く帰ってきたときは、一生懸命に君にハミガキしてもらおうとがんばりました。

考えてみると、いつもその場しのぎに、なんとかごまかしながら、ハミガキをしてもらっていました。

満足に磨けたと思うのは3回に1回くらいで、残りは、前歯だけとか、中途半端な感じでした。

君があまりにも、頑なに、口を閉じているものだから、どんどん寝る時間が遅くなって、21時ときには22時を超えても君と格闘していることがありました。

そのうちに、パパやママが根負けして、「今日はブクブクだけでよい」というと、君はようやく納得した顔をして、少しだけ水を口に含んで、コップに戻していたんですよ。

ママいわく、パパだと甘えて言うことを聞かないとのことでした。

たしかにママのほうが上手に君にハミガキをさせていたと思います。


でも、結局、歯の定期健診で「虫歯」と診断されてしまい、前歯に進行止めの黒い薬を塗られてしまいました。

「幸ちゃん歯になんかついているよ」と他人に言われるのを聞くたびにママは本当に落ち込んでいました。

パパも君には本当にかわいそうなことをしたと思っています。


普段はよい子の幸ちゃんが真剣にパパに反抗したのは、唯一ハミガキだけでした。

パパには、君とのハミガキがある意味とても大切な思い出なのです。

なので、パパが君の歯を守ってやれなかった分、自分で自分の歯を守って欲しいと願います。


桃ちゃんに対しても同じ気持ちです。

桃ちゃんは歯が生える前に別々に暮らすことになってしまったけど、やっぱりきれいな歯でいて欲しいです。

幸ちゃんのときの失敗を反省して、桃ちゃんにはハミガキが楽しいものだと、全身で感じ取ってもらいたいと考えていました。

具体的には、

・寝る前ではなく、食後にすぐハミガキをすることを大人であるパパやママが手本を示す
・ハミガキは楽しいものだと実感させるため、パパやママは明るくハミガキをする
・必要以上にお菓子、アイス、ジュースは買い置かない(ジジ、ババの協力も必要)

ということでした。


この中で、子どものうちから習慣づけたほうがよいと思うのは、

「食べたらすぐにハミガキをする」

ということです。

しかも、朝、昼、晩です。

虫歯が発見されたばかりのパパが言うのは説得力はありませんが、これは大事なことです。
(このことが実践できていなかったから、パパは虫歯になってしまったと考えています。)

特に夜は、夕食後ではなく寝る前にハミガキをすることが当たり前になっているかもしれませんが、夕食後ではなく、就寝前にハミガキをする合理的な理由が見当たりません。

歯への付着時間が長ければ長いほど、食べ物のかすが石灰化するのは自明の理です。


そして、もうひとつ。

「昼にハミガキをするために、常時ハブラシセットは携帯する」ことです。

社会人になると、昼食後にハミガキをする人も珍しくはありませんが、パパの学生時代はハブラシセットを持ち歩いている友達は全くいませんでした。

これは、学校で昼食後にハミガキをする習慣を強制していないことが原因であると考えます。(現在も同様であるか不明ですが、少なくともパパの時代はそうでした。)

学校で周りの友達がどうであろうと、給食を食べ終わったら、ハミガキをしましょう。

そして、先生の理解を得て、周囲の友達へハミガキの習慣を浸透させてしまえば最高です。

ひとりで続けるより、みんなで続けるほうが楽だし、長続きします。



本日のパパからのメッセージは、

「よい行動や習慣を続けるために、どんどん周囲を巻き込む!」

です。


いつの日にか、お互い白い歯がこぼれる笑顔で再会したいですね。