その37 誘惑に負けて、ノリで軽はずみな行動はしない!

ラグビーの日本代表選手が抜き打ちのドーピングで大麻反応が出たという報道がありました。

本人が否定していることもあり、再検査をしたうえで、白黒の決着がつけるとのことのようです。

再検査で黒と判定された場合は、その選手が属するチームは日本選手権を辞退するとのことで、チームとしてはやりきれない思いでしょう。

一(いち)ラグビーファンとしては、何かの間違いであって欲しいと願うばかりです。


つい先だっても、相撲の十両力士やアメリカの水泳選手など、スポーツ界におけるドラッグ使用の実態が明らかになったばかりで、「ルール」の下で競技を行い、我々に感動を与えてくれるスポーツ選手が社会のルールを犯すようなことが増加しているようで残念でなりません。

なぜ、スポーツ選手がドラッグに手を出してしまうのでしょう?

「日常で極限まで体を鍛えるため、その痛み、苦しさから逃れるため」という言い訳を耳にしますが、それは違うような気がします。

トップアスリートになるためには、日々人一倍の鍛錬が必要で、それを持続するような強固な意志を持った彼らが、「痛み、苦しみ」から逃れるためというのは、話が単純すぎます。


では、問題の本質は何なのでしょうか?

パパは、「ファッションという価値観に対する過大評価」であると考えます。


本質的にはトップアスリートであろうと、一般人であろうと、最初のきっかけ、周囲からの勧めのはずです。

以前テレビ番組で、あるコメンテータが、「大麻を吸う人間は、その場に居る他人に大麻を必ず勧める。なぜなら、共犯にしないと罪を告発される可能性があるから。」と発言するのを聞いて、なるほどと思いました。

パパなりの解釈ですが、誘いを断ることによって「報復を受ける」ことへの恐怖ではなく、「ノリが悪い人間」と思われることに対して、過度な意識が働いているような気がします。

程度のこそあれ、「ノリが悪いこと」はアンチファッションであり、その場が支配する雰囲気によっては、誰もがノリで犯罪をも犯してしまう世の中になってしまっているような気がしてなりません。

ファションがすべての価値観の上位に位置している状態は異常です。

ノリの悪い人間がバカにされてしまう社会の風潮は正さねばならないと思います。


そのためには、正しい倫理観を持つことが必要です。

興味本位で、背伸びをするのはやめましょう。

もともとタバコを吸わない人は、大麻を吸うよう誘われても、煙を吸う習慣がないから断る確立が高いそうです。

「格好よいから」「モテたいから」という気持ちで、軽はずみな行動をするのは控えてください。

周りに流されず、自分の信念を貫いているほうが格好よいです。

誘惑に負けないためには、スポーツに打ち込むもよし、知的好奇心を高めるもよし。

若いエネルギーを発散させることのできる、自分の世界を見つけてください。


本日のパパからのメッセージは、

「誘惑に負けて、ノリで軽はずみな行動はしない!」

です。


何事にも興味を持つことは大切なことだと思います。

興味を持った事象に対しては、積極的にアプローチをして、知見を広げるべきです。

しかし、違法なもの、倫理観に反するものに対しては、関わりは断つことが大前提となりますので、肝に銘じてください。