その53 何事も時間に余裕を持って行動しよう!

東京国際フォーラムで開催された、春の証券投資セミナーへ参加してきました。

電車の乗り継ぎが悪く、開始ギリギリに会場へ到着したのですが、なぜか1Fの階段の手前に長蛇の列。(嫌な予感・・)

なんと満席につき、ロビーにモニターを設置するので希望があれば、そちらで立見でご覧くださいとのこと。

リチャード・クーさんと勝間和代さんがそれぞれ1時間講演をする(しかも無料)とあって、満席になるんだろうなとは予想していましたが、会場に入れないとは夢にも思いませんでした。

係りの方曰く、「通常であれば、何割かの方が会場に来ないので、その分を定員に上乗せしてハガキを送付しているが、今回は会場に来ない人が予想より少なかった。」とのことでした。

関係者に猛烈に抗議をしている方もいらっしゃいましたが、さして混乱もなく、みなさん礼儀よくロビーのモニター前の床に座られておりました。(その数200人は超えていました)

ここら辺が、さすがに「和」を大事にする日本人です!
(偏見かもしれませんが、アメリカ人なら訴訟かもしれません。)

そうです。起こってしまった事実は、受け止めて、その中で最善を探すことが大事なのです。


しかしながら、少し残念だったのは、講演の開始時間になっても、1Fの階段前で待たされていたため、クーさんの講演を最初から聞けなかったことです。

席が埋まっている状況は、早い段階で察知できていたはずなのに、これ以上お客さんが来ないという淡い期待に縛られてしまったのか、モニター設置&事情説明が遅れてしまったような気がします。

今回パパは被害者ですが、このような実体験から、もし自分が反対の立場意になった場合には、迅速に対応しなければいけないということを学びました。


したがって、クーさんの講演は、会場もバタバタしていて、あまり集中して聞けませんでした。
勝間さんの講演は、先日の八重洲BCの話と重なる部分もありましたが、レジュメもあり、また、八重洲BCの時とは異なり単独講演だったので、金融リテラシーについて、さらに理解を深めることができました。

リチャード・クーさん講演<印象に残った部分抜粋>)
■今回の金融危機で、唯一救いがあるのは、日本がバブルを経験していることである。
■税収を減少しながらも、支出を増やした。(国が公共事業により資金を調達することで経済を支えた)
■このことによって、我々の雇用が確保され、(今回の金融危機に直面するまでは)立ち直ることができた。
■日本はこの経験を世界にもっと発信して、世界経済再生を主導すべき。
麻生首相は、経営者視点からバブルから立ち直ったプロセスをよく理解しているので、もっと評価されるべき。

勝間和代さん講演<印象に残った部分抜粋>)
■人口学的には今回の金融破綻は予測できていた。ただし、破綻の規模は予想の範疇を超えていた。2012年ごろ一旦は上昇に転じるが、その後は縮小傾向が続くので、ネズミ講と同じで(対象が少ないので)経済活動は縮小する。
■したがって、高度成長期のような全体での経済発展が望めないため、個人における金融リテラシーの資質が大事になってくる。
■そのためには、まず行動(証券会社に口座を開く)。そして学習(リターンは学べないので、リスクを学ぶ)。
■投資の基本は、分散、分散、また分散。
 ・商品の分散(株式・債権×国内・国外)の4種類が基本。面倒ならばバランス型投資信託
 ・時間の分散(ドルコスト平均法
■株式でプロには勝てないので、個別銘柄は余裕資金の範疇で。
■そして、政策への意識を高めること。(少子化対策により経済の底上げが可能)


とまあ、講演そのものについては、とてもためになりました。

が、長時間、床に直接座っていたせいか、お尻から足にかけて、少し疲れました。

なので、やっぱり余裕を持って行動しなければダメだということを痛感しました。


本日のパパからのメッセージは、

「何事も時間に余裕を持って行動しよう!」

です。


資産のリスクマネジメントを学ぶ前に、小さいうちから時間のリスクマネジメントを学びましょうね。