その63 恥を捨て、まずは手を叩いてみよう!

今日は自分の思いどおりに事が運ばないことが多々あり、気分的には少しイライラしています。
ただ、こういうときこそ、周りにあたったり、愚痴を言ったりしないように、前向き思考にチェンジしなければならないのです。
なので、本日はよいことを書きます。


昨晩、職場のレクリエーションで、「キャッツ」を見ました。

http://www.shiki.gr.jp/applause/cats/

前半はストーリーもわからず、踊りのキレや、声量感のある歌声や、舞台全体を遣ったバランスの見事さを感じるに留まっていましたが、後半になるにつれ、だんだんと猫たちが織り成す高貴な世界に入り込んでいき、最後には舞台と客席が一体となった夢の空間を浮遊しているような感覚になりました。
ミュージカルとは、欧米人が作った、派手で薄っぺらいエンターテイメントとしか思っていませんでしたが、完全な喰わず嫌いでした。
歌舞伎や落語の無から創り出される仮想空間こそが、日本人の粋だというようなことを思っていましたが、豪華な舞台セットとそれをフルに使いこなす俳優さんたちが作り出す仮想空間は、現実世界をデフォルメした夢の空間であり、無から創り出されるそれとは、あきらかに異質なもので、これはこれで大いに楽しいものでした。

東京公演は、今年の5月で千秋楽を迎えるということで、とても残念です。
幸ちゃんや桃ちゃんがもう少し大きくなったら、いっしょに見に行きたかったです。
(その頃にリバイバル公演が行われていることを期待します。)

それにしても、勿体ないと思ったのは、パパの職場の同僚にもいましたが、観客が手拍子をしたり、拍手をしたりしているときに、これに参加していない人たちです。
恥ずかしさ、奥ゆかさなのか、静かに舞台を眺めているだけの人たち。
もちろん、見ているだけでも、十分に楽しめるのでしょうが、せっかくのライブなので、参加したほうが絶対により楽しめます。

度を超してはいけませんが、とにかくノリには素直に従うべきです。
そのうえで、違和感があればやめればよいです。
最初から何もしないのは、なんとも勿体ないです。

最初は恥ずかしくても、少しづつ確実に、時間がそれを解決してくれます。
周りの目なんて、案外思っているほどは、自分のことなんて見ていないものです。


本日のパパからのメッセージは、

「恥を捨て、まずは手を叩いてみよう!」

です。


前向きなことを書いているうちに、少しイライラが解消されました。
文字の力恐るべし。