その68 人口分布図を頭の中に入れておこう!

日経平均株価がバブル後最安値を下回ったそうです。

日本について言えば、このまま経済活動が縮小していくような気がします。

根拠は人口の構成です。

第2次ベビーブームの昭和46年〜49年生まれの世代をピークに、見事なまでに右肩下がりに推移していきます。

この現実は恐ろしいです。

これまでは黙っていても人口増加によって売りあげを伸ばしていた商品が、今度は逆に、黙っていると売りあげを落としてしまうことになります。

なので、企業も経済縮小モデルに沿った経営戦略を練る必要があると思います。

しかしながら、消費者や株主に対しては、なかなかそのような経営戦略を発表するわけにもいかず、右肩上がり経済のときと同じような感覚でいる会社が多いように感じます。

どこか、このような緊縮モデルで成功したっていう企業ってないんですかね?

リーマンにしてもGMにしても、破綻への過程があまりにも突然すぎて、イメージできません。

一旦、拡大路線に向かってしまうと、もう後戻りできないのでしょうか?

最近、真剣にこのことを考えています。

例えば、10年後に収益が半減することを予測して、そこで十分に収益をあげる企業モデルを追求することが必要なような気がします。

でも、現実には、そのような最悪モデルって、企業では受け入れられませんよね。

システムの話をすると、基礎的な部分を一旦いろいろなものに展開してしまうと、拡げた分だけ、毎年の保守により改造を当てなければならず、費用がかさんでしまいます。

まさに、ジレンマではありますが、近未来に思いを馳せる想像力が大事になってきます。


本日のパパからのメッセージは、

「人口分布図を頭の中に入れておこう!」

です。


人口分布を理解していると、様々なものに気づく確度があがるような気がしまう。

面白くもあり、想像力を鍛える材料として、基本を抑えておくことをお勧めします。