その69 人と別れるときは、照れずに素直に感謝の言葉を述べよう!

年度末に向けて慌しくなってきました。

昨日は、一足先に転勤が決まった方の送別会でした。

パパの勤め先は、人間関係がよく、送別会があればワッと人が集まるような暖かさがあります。

転勤される方の人徳の賜物か、30人以上も集まり、20人近くが2次会のカラオケへは流れるという、昨今ない大盛況ぶりでした。

パパは普段は2次会へは行かない性質ですが、送別会という特別な会なので、珍しく参加をしました。


ただ思うに、サラリーマン生活も長くなると、誰の送別会であろうと、昔ほど感慨深いものではなくなってきているような気がします。

極端な話、パパ自身が移動になったとしても、喪失感と高揚感が混ざり合ったような、浮ついた気持ちにはならず、たんたんと移動の準備をができてしまう気がします。

子供の頃、転校してしまった友達と会えなくなることや、卒業して通いなれた校舎に登校できないことに対して、本気で時間を止めたいと思っていたことが、懐かしいです。


もちろん大人なので、クールに振舞う必要性はありますが、気持ちは昔のように熱くありたいと思います。

ちょっと、格好をつけて、スマートな考え方を追いかけ過ぎたような気がします。

子供のときのように純粋な気持ちにブレーキをかけず、別れの感情に対しては、素直に従ってみたいと思います。

「照れずに素直に感謝の言葉を述べ、ゆっくりと語り合う」

これから暫く続く別れの宴では、なるべくこのような時間を作りたいと思います。

このためには、送別会での酒は最小限でよいような気がします。

パパ自身もそうなのですが、どうも宴会だと、酒を飲まないと損をするという、貧乏性の考え方が幅を利かせ、別れる人とゆっくりと語り合う時間が削がれているように思えます。

酒などなくても十分に間が持つはずなのに、実にもったいない話です。

どんちゃん騒ぎは、映像的な面白みでしかならず、心の触れ合いとは相容れないような気がします。

それよりも、自分の言葉を用いて、感謝の念とこれからの活躍を願うような前向きな話をして、爽やかに別れるのは理想です。


本日のパパからのメッセージは、

「人と別れるときは、照れずに素直に感謝の言葉を述べよう!」

です。


君たちも、これから多くの人たちとの別れを経験することでしょう。

そこから多くのことを学び、人として成長していってください。

そして、人と別れるときの寂しさ、不安な気持ち、感謝の念は、素直に感受してください。

そのうえで、クールに振舞うのが、パパの流儀です。

よかったら真似してみてください。