その74 現実は正解である。なので現実を受け入れ、現状を理解、分析し、行動に移せ!

今日は、時系列的にパパの行動を書いてみます。

結構いろいろなことが体験できた素敵な休日でした。


<ランニング&俳句>
朝からすっきりと晴れ、少し風はありましたが、概ね春らしい穏やかな1日でした。

久々に10キロコースのランニング。

河川敷では、野球、サッカー、ゴルフ、自転車、ランニング、犬の散歩・・

冬という籠から解き放たれた人々が、思い通りに体を動かしている風景に、陽春を感じます。

今日はランニングの最中、俳句などを考えてみました。

ランニングの最中は、直接的に季節の空気に触れ、ダイレクトに五感が働くので、結構よいかもしれません。

先々週、先週と続けて参加した、句会のおかげで、新しい愉しみ方が増えました。

■風ひかるいざ開き放て春の幕

お粗末でした。


<近所の温泉施設>
さて、ランニングから帰ってから、近くの温泉へ自転車で行きました。

前々から評判は聞いていたのですが、はじめて行きました。

地下1800Mから自噴する湯は、コーラのような色をしており、子どものときに行った綱島の温泉を思い出させ、少し懐かしさを感じました。

施設もきれいに、小学生以下の入場を断っているので、落ち着いた雰囲気がよかったです。

ただ、さすがに日曜日だけあって、結構な人出でした。

これは、仕方ないか・・


<小川糸さんに桃ちゃんの名前を褒められた>
午後は横浜そごうに入っている紀伊國屋へ出かけました。

小川糸さんのサイン会が目的です。

対象は、「喋々喃々」という、谷中を舞台した小説です。

パパは学生時代、西日暮里を拠点にしたアルバイトをしていたので、谷根千あたりに、とても親しみを感じ、また、懐かしさも感じます。(今日はよく懐かしいものに出会います。)

なので、この本はとても楽しみです。

今日のサイン会は、小川さんがサインをする時に、客も小川さんと同じ目線になるよう、椅子に座るというスタイルでした。

落ち着きのある微笑をたたえた小川さんに「どこからいらしたのですか?」などと、丁寧な言葉で聞かれると、ちょっとドキッとしてしまいます。

最近、あまり人前で緊張をしないと思っていたのですが、緊張してしまいました。

為書きに、幸ちゃんと桃ちゃんの名前をお願いしたところ、桃ちゃんの名前に対して「かわいらしい名前ですね」という感想をいただきました。

緊張の対象となるような人から、このような言葉を頂くと、素直にとても嬉しく思いました。

桃ちゃんへ
 小川糸さんに、「よい名前」だと褒められたことは、一生自慢してもよいからね。
幸ちゃんへ
 君の名前は、パパとママが本当に一生懸命考えた名前です。
 もうこれ以上よい名前はないと思うほどの自信作です。
 なので、誇りを持って「パパとママが一生懸命に考えてつけてくれた名前であること」に誇りを持ってください。
 

<「赤めだか」(立川談春著)の感想>
横浜行きの電車で読み始めた、立川談春師匠の「赤めだか」を一気に読み上げました。

立川流のファンとしては、たまらない話です。

談春師匠の葛藤と意地、家元(談志師匠)の狂気と正気、落語の伝統を守ると流儀と現実

いろいろなことが出てきて、この本自体が、壮大な人情話です。

特に、最後の家元と小さん師匠の現実には交錯しないけれど、心では交錯しているようエピソードなど、涙が出ます。

論理的な志らく師匠の本とは異なり、実に談春師匠らしいと思いました。


本日のパパからのメッセージは、「赤めだか」の中で、家元が当時前座であった談春に「嫉妬とは何かを教えてやろう」という場面でのセリフを要約したものです。

「現実は正解である。なので現実を受け入れ、現状を理解、分析し、行動に移せ!」

です。


なんと、家元、勝間和代さんの著書「起きていることはすべて正しい」のエッセンスを、約20年前くらいに、すでに弟子に述べていたのです。

立川談志恐るべしです。


ちなみに、該当箇所の「赤めだか」にある原文のセリフを抜粋すると以下のとおりになります。

「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みをあげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。
(中略)
 よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいのと云ったところで仕方ない。
 現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。
 現状を認識して、把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う。」