その86 夢中になれることを見つけよう!

奇跡のリンゴ」(著者:石川拓治)を読みました。

久しぶりの一気読みです。

随分前からとても売れていることは知っていたのですが、「プロフェッショナル仕事の流儀」の木村秋則さんの回は見ておらず思い入れがなかったのと、なんといっても「農業」の話を読むと、正面から岳父のことを思い出してしまうので、避けていました。

しかし、先だっての講演会で茂木健一郎さんがさかんに話題にされていたこともあり、ようやく手にとってみました。
(岳父のことも、時間が経過したので、気にならなくなってきたのかもしれません。)


本の内容は素晴らしく、木村さんの生き方に憧れる部分もありますが、自分には絶対に真似できないと思いました。

自分に限界を作ってしまっているようで情けないのですが、信念を追求する情熱と現実(生活)とのバランスを考えたときに、木村さんのように現実(生活)を犠牲にするような生き方をすることはできません。

現実が優先するような、

ただ、もちろん木村さんの生き方で見習うべき点は多いにあります。

■夢中になれること
■夢をあきらめないこと
■常識にとらわれないこと
■創意工夫をすること
■行動すること
■継続すること
■自然から学ぶこと
■無欲であること
■純粋であること
■笑顔であること

さらっと書いてしまっていますが、それぞれが口で言うほどに簡単なことではありません。

夢中になれることから考えてしまいます。

そして、発想力、行動力・・

自分を無理やり何かに当てはめて夢中を装うのではなく、純粋に夢中になることに対して突き進んでいくと、自然と木村さんのようになるのでしょう。


また、とても羨ましいのは、木村さんが奇跡を起こす過程において、家族の支えがあったことです。

本文からは当然すべてを垣間見ることはできないのですが、木村さんの奇跡は、家族との強い絆による安心感があってのものであります。

誰かに信頼され、またそれに応えようとするときに信じられない力が発揮されるのでしょう。


パパは、君たちに信頼されているのか不安になってしまいます。

この本を読んでいると、木村さんの爽やかな生き方とは対照的に、自らの俗っぽい生き方がさらけ出されるような気がします。

せっかくの名著なのに、ネガティブな発想になっていけないですね。

一つでも、少しでもよいので、こんな生き方をしてみたいです。



気を取り直して、本日のパパからのメッセージは、

「夢中になれることを見つけよう!」

です。


前述しましたが、無理に見つける必要はありません。

ただ、夢中になれそうなことが見つかったとき、何らの要因でそれに対して制約を受けそうになっても、頑なに自らの意志を通してください。