その88 「しまった」と思っても、そこにある事実を認めて、前向きに正当化しよう!

本屋は楽しいです。

昨日は午前中に仕事が終わったので、その足で、本田直之さんの講演会のチケットを受け取るために、紀伊國屋新宿南店に行ってきました。

後ろの予定が特になかったので、1時間くらいかけて、ゆっくりと店舗内を散策しました。

新宿勤務をしていた頃は、よく足を運んでいた店でしたが、最近では、1月前ほどの勝間和代さんの講演会でサザンシアターに行ったくらいで、こんなにじっくりと店を歩いたのは久しぶりです。


同じ本の集合であるはずなのに、店のレイアウトによって、パパの目に飛び込んでくる本が異なっているように思えます。

紀伊國屋新宿南店は、パパがよく行く他の大型書店(丸善川崎店、丸善丸の内店、八重洲ブックセンター三省堂神保町、紀伊國屋新宿本店)と比べて、開放感があるような気がします。

これは、レイアウトに余裕があるとか、混雑していないとかという定量的に量れるものではなく、精神的なものだと思います。

新宿から来るにしても、代々木から来るにしても、ここに至るまでの道中の雰囲気がよいです。

JRの線路を見下ろしながら、ウッドデッキを歩いてきたアウトドア的な気分のよさを持ち込んだまま3Fから店舗内へ入るので、開放的であると感じるのだと思います。

茂木健一郎さんが高尾山は駅から山頂に至るまでの一連の流れが素晴らしいので、ミシュランガイドで高評価を受けていたと説明していましたが、パパも連続性って重要だなと感じます。

点ではなく、線で感じていくと、ちょっとした用事や買い物も楽しくなります。


そんな気分だったためという訳ではないのですが、予定外に6冊も本を買ってしまいました。

「20歳の原点ノート<新装版>」(高野悦子
「絶対貧困」(石井光太
「榊原式スピード思考力」(榊原英資
「吉越式利益マックスの部下操縦術」(吉越浩一郎)
「ランナー」(あさのあつこ
「うしろにいるのだあれ」(ふくだとしお+あきこ)

まだ、家には読んでいない本が20冊くらいあるのに、悪い傾向です。

「本なら衝動買いも許される」と、自分でルールを作ってしまっているところもありますが、実は、衝動買いをしてしまった理由は、「20歳の原点ノート」以外の本が「サイン本」であったためです。

それぞれの本のテーマについては、興味があったりするので、サイン本でなくても、いつかは買っていたかもしれません。

が、この日に購入をしたのは、

「数量限定 + めったに来ない店 = 今買わないと二度と手に入らない」

という公式によります。


講演会では、著者の方のお話をライブで聴けますし、サイン会では、短い時間とは言え、著者の方と直接話しができるので、それなりに価値はあると思います。

が、店頭においてあるサイン本の付加価値とは何でしょうか?

転売をしようなどとは考えていないので、将来の価値の上昇などを期待しているわけではないです。

パパが考える、サイン本の価値は2点。

1点目は「感情移入して本を読めるところ」

著者の方の直筆のサインを見ると、その作品に対する著者の方の思いが確かに伝わってきます。

2点目は「引き寄せ」

「サイン本」という軸で本を購入すると、自分のストライクゾーンが広がります。

いつもなら迷うけれども手を出さない本を購入することを後押ししてくれて、知見が拡がります。


そういう意味で、今回の衝動買いを正当化したいと思います。

買ってしまった事実は動かせないので、そのことは後悔せずに事実を認め、どうすれば今の自分に役立てるかということに、素早く興味をシフトする必要があります。


本日のパパからのメッセージは、

「「しまった」と思っても、そこにある事実を認めて、前向きに正当化しよう!」

です。


ところで、繰り返しになりますが、今回購入をした本の中で唯一サイン本でないのは、「二十歳の原点ノート<新装版>」(高野悦子)です。

二十歳の原点」はパパが大学生の頃に読んで、とても感銘を受けた本です。