その95 自分の「型」に当てはめるばかりでなく、新しい「型」に挑戦してみよう!

九段下の駅から千鳥ヶ淵の満開の桜を横目で見ながら千代田図書館へ。

ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2008」だそうです。

確かに、全面ガラス張りの開放的な窓の脇にカラフルな椅子を配していたり、無線LANを配備した個人作業用のスペースが並んでいたり、もちろん蔵書を含めたフロア全体のバランスに機能的な美しさを感じました。

時間があるときに是非利用してみたい施設です。(六本木ライブラリへの憧れはありますが、入会金を払うまでの踏ん切りがつきません。)

パパの勤務先は千代田区ではないのですが、本部の所在地が千代田区なので、登録をして本を貸し出しをしてもらえるかどうか聞いてみようと思います。


昨日は、「マインドマップのわ」でした。

この自主的会合は、その日に出題されたテーマについて、50分間でマインドマップ化するというもので、一定の時間で思考を整理するというトレーニングにはとてもよいです。

テーマは「チェンジ」。

誰しもの頭にまず浮かぶのは、あの人の顔と声・・

そこから一旦思考を離脱させ、まずは全体の構成を決めなければなりません。

セントラル・イメージの絵(もがき、苦しみながら変わっていく渦の絵)を描きながら、全体の構成を考えます。

「自分を変える」「社会を変える」という2つを大きな切り口として、「変わったらどうなるかを具体化してみる」という、大きな構成を決めてしまえば、後は、時間配分を見ながら、ブランチを伸ばし、ワードを乗せていく作業です。

ときどき、サブブランチの選定で筆が止まることもありましたが、対にしたり、時系列に並べてみたり、MECEに分解をして放射線に拡げていきます。

そうすると、だいたい、きれいにまとまりはするのですが、どうしても一つの物事に対して深いところまで到達できず、面白みにかけてしまします。

他の人たちは、全体のバランスよりも、ひとつのテーマに対して、思うがままに深く掘り下げているので、そういうところは見習いたい思います。

このように、何かのテーマに対して自分の考え方をまとめる方法について「型」を持ってはいるのですが、その「型」に依存してしまうばかりに、思考の展開が制約されているような気がします。


神保町の古びたビルの4Fにあるカフェに場所を移して、ランチを食べながら参加された方の作品を皆で講評。

放射線状の形がきれいなよりも、自分の内面を素直に吐き出された言葉の繋がりに魅力を感じました。

パパが周りの目を気にして、ついつい、当たり障りのないように見せてしまうのは、マインドマップに限った話ではないですね。

常識的な枠で自らを囲ってしまうと、なんだか自分自身もつまらなくなってきます。

次回は「型」に囚われず、内面的な言葉を羅列するような、殻を破ったマインドマップを描いてみようと思いました。


本日のパパからのメッセージは、

「自分の「型」に当てはめるばかりでなく、新しい「型」に挑戦してみよう!」

です。


多分、パパたちの時代は、自分の「型」さえ持っていれば、そこそこ仕事をこなして給料が貰えます。(現にもらえています。)

しかし、幸ちゃん、桃ちゃんの時代は、多様な「型」が要求されるでしょう。

なぜなら、単純な作業、単純な思考は、どんどんロボットやコンピュータが処理をするようになっていくことが確実です。

したがって、人間に求められるのは、いろいろな「型」を組み合わせるアイディアです。

一つの「型」を自らに定着させたら、是非、次の「型」に挑戦してください。

次々と「チェンジ」できる人が成功者となる時代の幕がおろされたのです。