その99 共通の目的意識を持てば、他人との衝突を恐れることなどない!
吉越浩一郎さんの「吉越式利益マックスの部下操縦術」を読み始めました。
4月よりパパのグループに配属となった後輩に加え、もうすぐ新人さんと協力会社の方が配属される予定です。
そのうえ、信頼していた後輩が今日を持って他のグループへ完全に異動してしまい、残るは協力会社のベテラン2人と、昨秋より配属となった同じく協力会社の方です。
どのようにチームを運営していくか思案のしどころです。
そんなとき、偶然にも、ふと手にとったのがこの本でした。
コーチングの本は何冊か読んだことがありましたが、
■部下のいうことをよく聴き
■その声から課題を発見し
■一緒に問題解決の取り組む
という内容で、概念には共鳴できるものの、なかなかそのようなシチュエーションを作ることが出来ず、実践できていない感がありました。
しかし、吉越さんの本では、部下との関係をドライに捉えて、「部下に嫌われてこそプロ上司」と言い切っています。
曰く、
■仲良しクラブはやめて
■会社にとっての最大限の利益だけを考えること
具体的には、
■ホウレンソウなんて不要
■デッドライン(期限)を設定し、あとは部下にすべてを任せる
■完璧でなくてもよいので、スピード重視
そして、その先には、
■共通の目的意識を持った一体感のあるチームができる
と書かれています。
これは、目から鱗が落ちます。
日本人の伝統である「和を以って尊しと為す」を否定するつもりはなく、むしろそれこそ強みになると思っています。
しかし、この「和」について、パパは勘違いしていたようです。
パパは、基本的には、利益、生産性に反することが気になり、他人の仕事に口を出してしまいます。
そのくせ、少しでも強い口調で言ってしまうと、人間関係が崩れてしまうのではないかと、前言がブレてしまうような、変てこなフォローをしてしまったりしていました。
こんな優柔不断なリーダでは、チームがまとまるはずがありません。
「和」とは表面的な居心地のよさ維持ではなく、もっと深いところで繋がった信頼関係の延長にこそ存在するものなのです。
なので、少し意識的に変わってみようと思います。
妥協せず信念を持ってメンバーと接し、期限の中では、一切を任せてみることにします。
まだ、曖昧なので、もっと具体化すると、
■目的を明確にするため、これは口頭ではなく、文字にします。
■次に、少しレベルの高いような仕事をメンバに割り振り、
■期限を設け(これも文字にします。)、
■一任します。
■そして、1日1回の朝のミーティング以外では、原則的に相談をされない限り、口をださない。
です。
最初の目的や方向性が間違っていなければ、概ね上手くいくはずです。
あとは、パパが人選さえ間違わなければよいはずです。
どこまでできるか、多少の不安もありますが、むしろ期待感がいっぱいといった心境です。
さあ、明日から実践です!
本日のパパからのメッセージは、
「共通の目的意識を持てば、他人との衝突を恐れることなどない!」
です。
さあ、確固たる信念と行動に裏打ちされた自信をポケットに入れて歩みだそう!
やってみて、失敗したら、また考えればよいのだから。