その114 相手の性格が変わることには期待をせず、自分でできることに注力しよう!
言い訳をするにしても、もう少し工夫をして欲しいと思うことが続いています。
言われたことをただやるだけよりも、自己判断のもと、当初の仕様に対して追加や削除をして、よりよいものを作り上げていくことは歓迎すべきことだと思います。
「自分はこういう基準で判断をして、当初のAというリストを作成するという指示から、仕様を変更してA´とういうリストを作りました。」と報告をしてもらえれば、「基準」に対する価値観のすり合わせで、改善案を受け入れるか否かが判断できます。
しかし、「当初のAというリストを作成するという指示だったのですが、○○さんに相談をしたら、XXの部分は不要だというので、仕様を変更してBとういうリストを作りました。」とか、
あるいは、「当初Aというリストを作成するという指示だったのですが、Aの作業をすすめているうちに、Aとは別のリストであるBについて改善の余地があると思い、Aの作業を中断し、Bの改善案を考えていたため、期限までにAというリストが作れませんでした。」とか、
このように、明らかに、「作業が面倒だからやらなかった」としか聞こえないような言い訳をしてくるケースが散見されます。
面倒なことを頼んでいるのは承知しています。
なぜ、その面倒なことが必要であるかも、作業を依頼する際に十分に説明をしているつもりです。
期限についても、作業依頼時に合意をとっていると認識しています。
それでも、期限までに作業が終わらないと、自己正当化をしようと言い訳をするという心理は十分に理解できます。
問題視しているのは、その作業に対する責務がないことです。
上からの指示が、すべて正しいかというと、そんなことはないでしょう。
しかしながら、一旦、引き受けた仕事は、期限までに仕上げることに全力を傾けるべきです。
疑問があれば、作業工程の中で、随時、解決をはかるように相談をしてもらいらいたいです。
事なかれ主義で、少しでも楽をしたいというスタンスで仕事に取り組んでいる人たちに対して、どのように協力をしてもらうか?
このことが、とても難しい課題であることは、わかっているつもりです。
お互いに気持ちよく仕事をしたいのは、やまやまなのですが、あまりにもマイペースな人がいると、周りが迷惑を被ります。
が、所詮人は人なので、いくら注意をしても、期待をしても、人のせいばかりにしないで、パパができる範囲のことでがんばるしかありません。
「風通し」をよくして精度や生産性があがるならば、そこに注力しますが、これまでの経験から、そんなことは起こりえません。
では、何をすべきか?
2つあると思います。
1つ目は、パパが割り振る仕事の配分を変えること。
人は、それぞれの得意分野があります。
その人が得意とする分野に近い仕事をオーダーして、気持ちよく仕事をしてもらうしかありません。
向上心のない人に、いくら良かれと思って、少し難易度の高い仕事を割り振っても、皆が不幸になるだけです。
得意分野の仕事がなければ、得意分野に近い形となるよう、仕事そのものを変形させてみましょう。
良い意味で丸投げしたいのを我慢して、ある程度のお膳立てをしてからお任せすることにより、案外うまくいくかもしれません。
そして2つ目は、どこに時間がかかっているかをよく観察することです。
往々にしてあるのは、フォーマトを決めるのに悩んでいることです。
なので、フォーマットや雛形さえきちんと提供して、例題を挙げてあげれば、割と効率よく進むことが多いような気がします。
パパもよくやってしまうのですが、本質とは関係のない見栄えに時間をかけてしまうことは、NGです。
特に、内輪の会議で、見てくれをきにするのは、全くの無駄です。
とにかく、少ない情報からでも構わないので、たたき台を示し、議論、確認をしながら、どんどんブラッシュアップしていくことがスピード感をつけるコツであると確信しています。
資料が頭の中で出来あがっていても、行動を起こさないと何も変化は起きません。
ラフなデザインでもよいので、とにかく、皆に資料を示し、アクションをもらうことが大事なのかもしれません。
本日のパパからのメッセージは、
「相手の性格が変わることには期待をせず、自分でできることに注力しよう!」
です。
自分が変わらなければ、人を変えることなど、できるはずもないのです。
なので、他人など当てにせず、自分でできることから気軽にはじめましょう!