その119 リスクの排除は完全にはできないことを理解し、リスクを恐れずに上手に付き合おう!

ある人から、ブログから個人を特定できないように、もう少し工夫したほうがよいというアドバイスをいただきました。

これまでも、君たちの住んでいる場所、誕生日、年齢なども書いていませんし、パパの情報も業種については多少書いていますが、具体的な勤務先を特定できるよなことは書いてこなかったつもりです。

よく他のブログでは、個人の写真などが掲載されたりしていますが、パパの写真についても人が写っているものはダウンロードしません。

したがって、他人から君たちやママが特定されることはないと考えています。

ただ、それでも、配慮をするにこしたことはないので、アドバイスにしたがって、タイトルを変更します。


「こーちゃん、もーちゃんへ パパからの手紙」

これが新しいタイトルです。


これまでは、名前の一部の漢字を当てていたのですが、「名前のひらがな1文字目」+「ー」にしました。

「こーちゃん」「もーちゃん」などと君たちを呼んだことがないので、若干違和感はありますが、ご容赦ください。


パパのブログなど読者も少ないので、大丈夫だとは思いますが、昨今ストリートビューなどでは、随分と個人情報の漏洩だなどと世間で騒いでいました。

理論的には、許可なく個人を特定できるような映像を、公共性の高い場所に掲載することは問題があるということは理解できますが、いささか加熱しすであると感じました。

例えば、「ストリートビューに表札や個人の映像が写っているのは由々しき問題である」「したがってストリートビューなどは不要である」といった趣旨の議論がありましたが、公共の道路に面した場所に表札を掲げている以上、ストリートビューに写っていようと、写っていまいと、大差がないように感じます。


面識がある者同士のコミュニティでは、誰がどこに住んでいるかを皆が当然に知っている状態であるほうが健全であると思います。

とすると、問題なのは、「面識がない者に居住地を知られてしまうこと」となります。

これは、確かに不健全なのでしょう。

ストーカー、空き巣、悪質な訪問営業など、犯罪を誘発しやすくする要因になり得ることは否定できません。

ただ、人が外を歩き、家が公共の道路に面して建っている以上、何がしかのリスクを背負うのはいたし方ないことであり、このリスクに比べたらストリートビューのリスクなんて、微々たるものではないかと思います。

もちろん、技術力を屈指し、画像処理により人相や表札をぼやかしたりできるのでれば、やってもらえればよいとは思います。

グーグル社も、これができる体力はあるでしょう。


しかし、これはグーグル社であるから、できるのではないでしょうか?

例えば、名もなきベンチャー企業が、ストリートビューのような画期的なアイディアを思いつき、実践していたらどうでしょうか?

せっかくの新しい社会インフラになり得るアイディアが、「プライバシー保護」という不文律の前に、廃れてしまう可能性するあります。

いつの世でも犯罪はなくならないし、意図せずに様々なものが犯罪に利用されます。

ただ、たまたま利用されてしまったものは=犯罪ではありません。

なので、今回のストリートビュー=社会悪という風潮は、断固断つべきです。

頭でっかちな正義感を振りかざして、近視眼的に将来の利便性を犠牲にしてしまうことがないように注意しなければなりません。

一見常識的なことでも、一面からのみ判断することはせず、人々の役に立つかどうか、皆を幸せにするかどうかを考えた上で、善し悪しを判断しましょう。

新しいことにはリスクがつきものです。いや、新しいことでなくてもリスクは存在します。

リスクのない社会など存在しないので、そのうえで、どこまでリスクを許容できるかといった判断をしていかなければなりません。

リスクを減らすことの努力を怠ってはいけませんが、もっと大事なことはリスクを許容したうえで快適に生活をしていくことです。

上手にリスクと付き合いましょう。


本日のパパからのメッセージは、

「リスクの排除は完全にはできないことを理解し、リスクを恐れずに上手に付き合おう!」

です。


パパのブログは、いつの日か、君たちに自力で探し当ててもらえるためにという思いをこめて、今年の1月1日にタイトルを決めました。

しかし、今回変更したタイトルでは、もう無理でしょう。

本日のメッセージとは矛盾をして、リスクをとらないと判断をしたのはパパ自身なので、いたし方がないことですが、どんどん君たちが遠くへ行ってしまうような気がしてしまいます。