その123 買い物をするときも期限を設けよう!

時間をかけて費用を抑えるか、費用をかけて自由な時間を手に入れるか、どちらの価値観を優先させるのか、常に悩まさられます。

インターネット上では、ありとあらゆるとまでは言えませんが、少し調べてみるると、欲しい物の値段が容易に比較できるようになっています。

価格com.や楽天市場、それにアマゾン(古本)などが、それに当たります。

ここで、最安値をつけた店から商品を購入すれば、結果的にそれほど時間をかけずに、欲しいものを安い値段で手に入れることができたことになり、万事めでたしめでたしです。

ネットショッピングでの時間をかけて店舗を歩き回らない分、時間の節約にもなります。


しかし、これが買い物ではなくサービスで、値段も担当者にある程度の裁量がある場合は、そうは簡単にいきません。

まず見積もりをもらって、あとは個別に値段交渉をしていくことになりますが、この個別交渉に時間がかかります。

数社で見積もりをもらっている場合、途中で満足のいく値段が出たとしても、他社の条件を聞くまでは決断し辛いというのが人間の心理状態です。

とりあえず、全社の条件を比較して、数社に絞って個別に値段の相談をしていくことになります。


今回、パパが依頼をしたのは、引越し(パパの私物を移動させる作業)の見積もりです。

まず、インターネットの比較サイトに、条件(移動元、移動先、日時、荷物の種類、荷物の量)を入力します。

すると、だいたい5〜6時間以内に電話があります。
(当たり前ですが、比較を頼んだ分だけの業者からの電話があります。)

そこではじめて先方の値段を知ることになるのですが、これを数社に対して行うと、とても疲れます。

そして、当たり前ですが、比較を頼んだ分だけの業者からの電話があります。

何をやるにしても、業者から電話があると思うと、読書にも勉強にも身が入りません。


昨日と本日がそんな感じでした。

昨日の午前中にインターネットで、数社宛に見積もりを依頼し、本日の午前中に業者の選定を決めました。

トラックの大きさや作業員の人数、朝一番便かどうか等の諸条件により金額は異なるのですが、何社かの担当者と話をしてみたところ、金額の誤差は1万5千円程度でした。


結局、業者の選定は終わりましたが、休日をほぼ2日間費やしてしまったことは、本当によかったことなのか検証しなければなりません。

最大1万5千円の差という金銭的価値が、2日間の時間に換算できるかどうか?

これはもう個人的な主観でしか判断できないと思われますが、2日間は掛けすぎてしまったかなという感想です。

なるべく粘ればより安くなるという考え方は案外あっているかもしれません。

しかし、過度に意識しすぎると、知らず知らずのうちに時間がどんどん経過してしまいます。

経過してしまった時間に何もやっていないかというと、そんなことはないのですが、しかしながら集中力を欠いていたことは認めざるを得ません。


特に外出先だど電話に出にくいと考えて、ずっと家の中に居たことも無為な時間を過ごしてしまったという気分を増長させています。

今回のパパの失敗は、期限を決めていなかったため、昨日中に業者を決められなかったことです。

現に、昨日の最低価格と本日の最低価格には、1500円程度の差しかありまんでした。

期限を切らずに行動をすると、一見、金銭的なお得感を味わうことができるかもしれませんが、代わりに無為な時間を過ごしてしまう可能性が高くなるような気がします。


本日のパパからのメッセージは、

「買い物をするときも期限を設けよう!」

です。


買い物は買うまでが楽しいもので、買ってしまうと、案外醒めてしまうという話はよく耳にしますし、パパも何度も経験しています。

この買い物を得ることを想像して楽しむことのために、他の価値観を体験する時間を犠牲にしてはいけないと思いますので、ある程度期限を切りましょう。

期限の中で収まらなかったら、後で期限を延長してもよいです。

最初から期限がないと、どうも自分の脳が混乱してしまうらしく、物事が前に進まない傾向にありますので、覚えておいてください。