その128 納得できる説明をもらえるまで粘ろう!
嵐のような雨が降ったかと思うと、夕方には塵のない空に夕日がキラキラと輝き、そして、また夜にはひとしきり霧雨が降るという、うまくいえませんが何か感情的な一日でした。
今日は、勤め先で打ち合わせの予定がなかったので、予め休みをいただいて、溜まっていた諸々の役所関係の手続きに行ってきました。
雨が強かったこともあり、まずは、車で以前住んでい街の役所に行きました。
役所の向かいには君たちが産まれた病院などがあり、もう少し感傷的になるかとも思いましたが、役所の仕事と同様に淡々と手続きをしました。
恐らく、二度と訪れることのないであろう役所を出る時には、いつの間にか雨が止んでおり、少しだけ晴れやかな気持ちになりました。
その後、国道を北上して、恐らく仮住まいであろう、現在住んでいる街の役所へ出向きました。
到着したのが、11時を少し回ったくらいなので、当初の目論見である、①転出届きをもらい、②転入届けを提出し、③戸籍抄本、住民票の写しなどをもらい、④警察署で免許証記載事項の変更手続きをし、⑤⑥金融機関2つで諸々の変更手続きをする、ということについて全部できることに何ら疑いを持っていませんでした。
しかし、役所が尋常でない込みよう。(どうもカップルが多いと思って、後でカレンダーを見たらやはり本日は大安でした。)
で、戸籍抄本の写しを貰おうとすると、30分くら待たされた挙句、「存在しない」旨の回答。
「えっ?そんなことあるの?」と少し混乱をしました。
聞いていたのは、調停が成立した段階で裁判所から離婚届が出されるので、判を押す必要はなく、2週間程度で本籍が移動しているとのこと」でした。
しかし、窓口の職員の方は、「まだ届いていません。GW明けには到着すると思うので、しばらくしたらまた来てみてください。」の一点張り。
先月からいろいろあって有給休暇を何日か貰っているし、今月もあと1日休まなければならない日があるので、これ以上は休みづらいという個人的事情もあり、無駄かなと思いましたが少し粘ってみました。
ママの代理人から連絡を受けたのが、10日ほど前なので、GWを挟んでいるとはいえ、届いてないことはないだろうという確信もありました。
粘ってみるものです。
相手もついに折れて、「従前の本籍地の所在地の役所にいつ送付したかを確認してみます」との前進回答を得られ、さらに待つこと1時間ほど。
ようやく、見つかりましたとのこと。
何でも、一部記載内容に不備があり、棚上げされていたため、届いていないものと勘違いしていたと言い訳を述べておられました。
まあ、窓口の職員の方に文句を言っても仕方がないので、言いませんでしたが、どう考えても事務処理が旧態前としています。
裁判所で作成する書類に不備があるなんて、しかも、移転前の本籍地では不備が発覚せずに通過した内容に、実はNGがあるなんて確かに考えにくいことなのですが、それを差し引いても役所の事務処理に根本的な問題があるような気がします。
具体的には、
■ 書類の審査を目確認で行っている
■ 不備があったものに対して、即時不明点を確認することを怠っている
■ 正常に処理された分のみが電算管理されている(ように思われる)
■ 事実を確認せずに、担当者が勘でテキトーにできない理由を説明している
の4点です。
GWで書類が溜まっているのは理解できますが、民間企業であれば許されないような初歩的な課題であり、行政といえども、今後きちんと対応していただくことを強く望みます。
なお、ここでいくら叫んでも意味はないと思いますが、これらを改善するためには、
■ 書類(紙)でのやり取りは止め、オンラインでもバッチでもよいので、システム化する。
■ そのシステムの中で、書類の入力内容に漏れ、不備等がないかを精査する。
■ そして、不明な点がでてきたら、即時確認をする。
■ 理由が不明確な場合には自分の勘で受け答えをしないよう窓口担当者を教育する。
ということをやる必要があると思います。
で、「②転入届けを提出し、③戸籍抄本、住民票の写しなどをもらい」に結局2時間以上かかり、「④警察署で免許証記載事項の変更手続きをし」についても、担当の警察官が、パパの順番を飛ばしたうえに、変更内容の裏書の登録を誤ってしまったため、40分くらいかかってしまい、「⑤⑥金融機関2つで諸々の変更手続きをする」が1つ分しか終わりませんでした。
住基ネットの導入に対して、個人情報保護の観点から、利用に反対するような動きがでていたと記憶していますが、こいういシステムを作って全国で活用しないと、公務員の人件費ばかりが嵩んでしまい、実にもったいなく感じます。
住基ネットについての諸課題は確かに存在するのでしょうが、直線的な視点でなく、もう少し別のテーマと関連付けて、受け入れる/受け入れないを議論して欲しいです。
何が大事かは、もちろん個人の主観ですが、「税金の無駄遣い」は、個人レベルでもう少しプライオリティを上げていただき、そこにメスを入れていくような行動をとらないといけないと考えます。
本日のパパからのメッセージは、
「大安の日には役所での手続を避けよう」(ウソ)
ではなく、
「納得できる説明をもらえるまで粘ろう!」
です。
「粘り」は時には「しつこさ」と解釈されてしまいます。
所詮は「粘り」なので、どこかであきらめる局面があるので、そのことについてもお忘れなく。