その130 天才は後天的な努力と環境の偶然性の賜物である。なので努力を惜しむな!

パパの高校では、運動会を赤組、白組ではなく、またクラス対抗でもなく、生まれた季節毎に春組、夏組、秋組、冬組に分かれて得点を競い合っていました。

春組は3,4,5月生まれ、夏組は6,7,8月生まれ、秋組は9,10,11月生まれ、冬組は12月,1月、2月生まれです。

パパは1月生まれなので冬組でしたが、在籍3年間、毎年最下位居に甘んじていました。

ちなみに優勝は3年間とも夏組でした。(春組と秋組の順位は正確には覚えていません。)

そして、優勝、最下位については、パパが入学する前から、10数年連続で変わらず、不動の順位でした。

16歳から18歳なので、小学校入学当時のように、4月生まれの生徒と3月生まれの生徒の体格差などなく、なぜ、このような結果が続くのか不思議で仕方ありませんでした。


答えは、マルコム・グラッドウェル氏の最新著書(邦訳は勝間和代氏)「天才! 成功する人々の法則」(講談社)にありました。

夏組が強くて、冬組が弱い理由。

それは個人の持って生まれた素質ではなく、もちろん連続した偶然でもなく、年度の呪縛による「特別な体験」の差だったのです。

※詳細は、「天才! 成功する人々の法則」の第一章、第二章についてマインドマップを作成してみましたので、参照ください。


早生まれのパパにとっては、なんとも不条理なシステムではありますが、こうしたことを知ったうえで、上手に付き合っていくしかありません。

そうです。発想を転換してポジティブに考えてみましょう!

本書を読むと、もともとは圧倒的な才能の差などなく、努力しだいで誰でも天才になり得るという事実に出会い、救われた気持ちになります。

誰でも生まれ持ったときの才能に大差はないのです。

ならば、あきらめずに努力をしようではないか!

「魔法の数字」をクリアすれば、きっと明るい未来が開けます。

天才的な仕事をする同僚を見て、自らの才能を卑下している暇があったら、惜しまず努力をすればよいのです。


そして、君たちのことです。

パパは、今からサッカー選手になることはできないし、ジョン・レノンのような曲を創ることもできませんが、君たちには明るい未来があります。

君たちの素敵な才能が開花できるように、君たちがこれから歩んでいく道に、パパやママが恣意的な偶然を用意してあげましょう。

そして、その偶然の中から自分で夢中になるものを見つけてください。

夢中になったものに対して、パパたちができることは、惜しみないフォローをすることを約束します。

なので、何も気にせず、邁進してください。


本日のパパからのメッセージは、

「天才は後天的な努力と環境の偶然性の賜物である。なので努力を惜しむな!」

です。


パパからのメッセージをもう少しだけ補足説明します。

パパは君たち「天才」になって欲しいと思っているわけでなありません。

ただ、「天才」を目指して泥臭く「努力をする人間」になって欲しいと思っているだけです。