その137 人心を掴むためには、結果を出そう!
「マイクロソフトでは出会えなかった天職」のジョン・ウッド氏の講演会へ行ってきました。
グロービス経営大学院の特別セミナーです。
パパは「マイクロソフトでは出会えなかった天職」を読んで、とても感銘を受けていたので、直接話しを聞ける機会を得ることができ、とても嬉しかったです。
外国の方の講演をライブで聞いたのが初めてだったので、一概には言えませんが、ジョン・ウッドさんのプレゼンはさすがに上手かったです。
穏やかな表情で、ユーモアを交えながらの講演は、あっという間に会場全体を魅了します。
語る内容も、断片的に理解できるような簡単な単語を意識的に使用してくれているようで、英語がわからないパパでも、通訳を介しない部分でも十分楽しめる内容でした。
テーマは「社会を変えるリーダーに必要なこと」でした。
グロービスとしては、自校のMBAを学ぶ学生に、リーダーシップを学ばせるという目的があるから当然です。
■「志の高い」目標をたてること。
「志の高い」目標には、人を惹きつける力がある。
マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOは、「大きく考えない者は去れ」と言うそうです。
ルーム・トゥ・リードの「かかんな目標」は1000万人の子どもたちに本を与えること。
■現場の運営は、現地スタッフに任せる。
アメリカ人を現地に送り込んでも上手くいかない。
現地のスタッフが現地の人と協力をして、一緒に作り上げていくモデルを確立した。
役割分担をはっきりさせること。
先進国で寄付を集め各国のチャプターへ配分するまでが、僕(ジョン・ウッド氏)の仕事。
その後は、現地スタッフがお金の使い方を決め、寄付を受ける地域の人たちは、ただ提供されるのを見ているだけではなく、自らは労働力を提供する。
■ブランドを作る。
ブランドイメージを確立することが大事
CNNに出演したことが大きかった。
その後、NYタイムズに記事を紹介してもらったり、オプラ・ウィンフリーやビル・クリントンも支援してくれた。
■リーダー・シップの3つのポイント
①志の高い目標=勇気のある目標をたてる
②勝利を信じ行動する。「机の下にもぐっていては革命は起こせない!」
③結果を出すこと
ルーム・トゥ・リードの現地スタッフはすべてボランティアである。
報酬を出してスタッフを集めるのではなく、無償で人を集まる組織は素晴らしい。
それほど長い講演ではありませんでしたが、本には書かれていない内容も盛りだくさんで、とても楽しい時間でした。
リーダーシップ論のうち、目標、行動については、パパのブログでも何度か書きましたが、「結果」はあまり意識していませんでした。
当たり前のことですが、「結果」は大事ですよね。
「結果」を伴わなければ、いかに「目標」が素晴らしく、精力的に「行動」をしても、誰もついてきませんよね。
本日のパパからのメッセージは、
「人心を掴むためには、結果を出そう!」
です。
最後に今日の講演での気づきをもうひとつ。
通訳の方(ルーム・トゥ・リードの日本人スタッフの方)の素晴らしさもあったと思いますが、英語の講演では、通訳でワンクション入る分、ノートをとりやすかったというのも新しい発見でした。
そして、茂木健一郎さんの講義に続き、2日連続で英語の講演を聴くことになるとは・・
少し落ち着いてきたら、基本的な英会話くらいできるようなレベルまで英語を学ぼうかなという気になりました。