その138 矜持を胸に前へ進め!

昨晩NHKのスポーツニュースを見ていたら、今年明治大学ラグビー部の監督に就任された吉田義人氏のことが取り上げられていました。

吉田氏は、パパがラグビーに夢中だったころの明治大学のスター選手で、ライバル早稲田大学の堀越選手や今泉選手らと数々の名勝負を繰り広げていました。

あの頃は、今よりも確実に日本人のラグビーに関する注目度が高く、12月の第1日曜日に開催される早明戦のチケットは、プラチナものでした。
(パパは学生時代に3回ほど見に行きました。)

吉田氏がパスを受けただけで、「国立競技場が揺れる」そんな華のある選手でした。


その後、吉田氏は、大学卒業後、決して強豪とは言えない、新興の伊勢丹ラグビー部に進んでいますが、この伊勢丹時代の物語にパパは強く惹かれます。

雑誌「Number」などの記事を読んだの記憶なので、正確ではないかもしれませんが、伊勢丹時代の吉田氏は、氏の理想の高さと伊勢丹の他の部員とのギャップに相当苦労されたようです。

半ば解任状態でキャプテンを降ろされたりしたとも記憶しています。

理想と現実のギャップ。

多かれ、少なかれ、リーダーの役割を担った人間が悩む問題です。
(パパの吉田氏ほどの才能も華やかさも持ち合わせていませんが、自分の理想と現実に悩み、どのようにリーダーシップをとてちくべきか日々悩んでいます。)


吉田氏の現役時代のポジションがウィングであり、世界選抜などにも選出されて活躍したことから「世界の翼」と呼ばれたそうです。

その翼は、群れを成して飛ぶ渡り鳥のそれとは違い、常に一羽で悠然と大空を舞い、獲物を見つけると、そのスピードで一気に襲い掛かる「隼」の翼に思えます。

隼のような「孤高の人」というのが吉田義人氏に対するパパのイメージです。


そんな吉田氏が、マスコミの注目度の高い明治大学ラグビー部の監督を引き受けたのです。

当然ながら、組織を運営していく上では、一人では何もできません。

周囲の協力があってこそです。

どのようにチームを纏め上げていくのか?

勝ちか負けか。否が応にも結果が見える、スポーツの世界です。

結果は誰の目にも晒されてしまい、誤魔化しは効きません。


吉田氏の好きな言葉は「矜持」だそうです。

奇しくも、パパの好きな言葉と同じです。

何事にも妥協できない誇りが、北島忠治氏の「前へ」とシンクロし、古豪が復活するのでしょうか?

吉田氏の妥協しない不器用な生き方は、比較するのもおこがましいですが、パパのそれに近く、親近感が沸きます。

是非、信念を貫き通して結果を出して、日本中に感動を与えて欲しいと思います。


本日のパパからのメッセージは、

「矜持を胸に前へ進め!」

です。


久ぶりにラグビーに対して思いを馳せました。

小さいとき、パパのパパ(君たちのもう一人のジジ)が、テレビでよく見ていて、パパにいろいろなことを教えてくれました。

ノーサイド」の精神などは、他のスポーツにはない特長的なものだと思います。

いつの日か、君たちとラグビーについて語る日を夢見ながら・・