その151 外面にばかり気をとられずに、内面を磨こう!
たまたま見たテレビ番組が面白かったです。
一つは、NHKで放送している「課題授業ようこそ先輩」。
授業の内容は、個人走の結果をもとに差がつかないようにクラスを8チームに分け、チーム毎に少しでも速く走れるように話し合いをして、最後に実際にリレーをして優勝チームを決めるといった内容でした。
銅メダルを獲得した北京オリンピックでは、日本チームの個人でのタイムの合計は、11位だったそうです。
しかし結果は3位。
タイム上位チームのバトンミスもありましたが、結果は、日本チームのバトン技術の賜物です。
そして、その技術を高めたのは、チームワークだったようです。
短距離の選手など、普段は我が強く我侭な人たちばかりのはず。
これが長い間、日本短距離界を引っ張ってきた、朝原さんの人柄に惹かれて、見事に気持ちが一つになっていました。
授業の中で、朝原さんがリレーメンバに対するコメントを述べる部分があったのですが、感極まって涙を流していました。
それだけ、よい結果を得られたということもあるでしょうが、強い絆で結ばれているのでしょう。
で、本題に入りますが、パパが思ったのは、このリレーの授業は、すべての学校で取り上げるべきだということです。
少し自慢ですが、パパは小学校5年生、6年生のときにリレーの選手に選ばれました。
(早生まれで体力差があったため、4年生まではリレーの選手に選ばれませんでした。)
で、パパの小学校では、リレーの練習は、昼休みに行うのですが、そのときのまだ夏の熱を少し帯びた温度感は、まだ皮膚に残っています。
特に6年生では、1年生から5年生までを取りまとめることになるので、否応なくリーダとしての自覚を促されます。
まあ、リーダシップは別としても、リレーは走力に加えて技術的な部分で相当な部分を補えるということに加えて、練習をすればするほど技術力が向上していくので、子供が頭で考えたことを練習し、実際に成功体験をさせるにはとてもマッチしていると思います。
たとえ本番で上手くいかなくても、仲間と努力をして、ともに苦労した体験は、必ず財産になると思います。
逆に言うと、仲間との連帯という内面的な問題を重視しないと、いくら技術的なことばかりを追っていてもうまくいかないという実体験を小学生のうちからさせるべきです。
そしてもう一つは、番組名はわからないのですが、ミス・ユニバース日本代表を決める過程のドキュメンタリーです。
イネス・リグロン氏という方の厳しい指導のもと、ミス・ユニバース日本代表を目指す美女達の奮闘を描いたものです。
このイネス氏というのが、実に厳しい人でした。
鋭い観察力を元に候補者たちに次々と課題を与えていくのです。
そのストレートの物言いが実に愛に溢れていたように思えました。
見ていて気持ちが良かったのは、外面的な指摘も厳しくするのはするのですが、特に厳しいのは内面的な面です。
「候補者が夜遊びしたこと」「服を片付けないこと」「稽古の最中にイネス氏をちら見したこと」など・・
美しさは内面からじわじわと浸透してくるものだというのが、イネス氏の持論なのかもしれません。
そうです。パパが今日、両番組から共通して感じたのは、「内面の強化」なのです。
たまにはテレビもよいものです。
これらの番組を見たおかげで少し得をしたような気分になれた1日でした。
本日のパパからのメッセージは、
「外面にばかり気をとられずに、内面を磨こう!」
です。
ついでに言うと、NHK大河ドラマ「天地人」で、パパが好きな真田幸村が登場しました。
直江兼続との関わりなど、これまで幸村の本やドラマでは意識できなかったエピソードが出てきそうで、とても楽しみです。
テレビ三昧なパパでした。