その153 完璧を求めない。今できる力を出し切ればよい!
左手の人差指と中指がジンジンと痺れています。
不慣れなギターの弦を抑えた名誉の怪我です。
昨晩、日帰りアコースティックギター合宿in丸の内カフェへ参加してきました。
‘叫ぶ詩人の会‘の‘きりばやしひろゆき’さんが講師を務める、楽器挫折者救済合宿の日帰りバージョンで、90分間で喜納昌吉の「花」を演奏するというものでした。
楽器挫折者救済合宿(http://www.q-sai.net/index.html)は、これまで述べ1000人以上の楽器挫折者を救ってきたという歴史?のあるイメントで、この日は、その合宿をさらに圧縮して1日に押し込んだというものです。
全くの初心者ばかり15名くらいでしょうか。
最後の通しの演奏では、途中、詰まったところはあったものの、なんとか格好がついていた気がします。
講義自体は、すごくテンポがよかったです。
もう少し練習をしたいと思うところでも、どんどん前へ進んでいきます。
きりばやしさんが何度も仰っていたように、ポイントはいかに「コード」を覚えるかにつきます。
※「コード」といっても、この日のコードは、初心者が抑えやすいようにアレンジを加えたものです。
なので、このコードを覚えさせること以外の部分は、どんどん端折るとともに、実践で「コード」を覚えさせる作戦で、前へ前へと進みます。
しかし、この「コード」。
これが頭で覚えたつもりでも、通しで曲を弾いているときには、抜け落ちてしまいます。
楽譜を見て、頭で指の位置を確認し、指を動かすという動作を瞬時(といっても初心者向けなのでスローテンポでしたが・・)に行わなければならないので、左脳で考えている暇がないのです。
そうです。
音楽は右脳系といいますが、まさにそのとおりで、理屈ではなく、感覚でこなさなければならないのです。
だからこそ、きりばや氏の指導どおり、とにかくコードを覚えさせ、どんどん実践してみるという指導法がいきてくるのでしょう。
今回のギター合宿は、ギターを演奏すること自体がとても新鮮で楽しかったのですが、きりばや氏の指導がとてもためになりました。
■勢いで押す(難しいとか、面倒くさいとか感じさせる暇を与えない)
■理論より実践(頭で考えさせるより、体を使わせる)
■ポイントを明確にする(とにかく「コード」を覚えさせる)
何か、ビジネスの世界でも、とても役に立ちそうなことばかりです。
そして、もう一つ。
本日のパパからのメッセージは、
「完璧を求めない。今できる力を出し切ればよい!」
です。
この完璧を求めないというのは、7割とか8割というものではなく、本当に3割から5割くらいの状態です。
普段、パパもそうですが、ある程度形になるまで、実践しないことが多いです。
しかし、まずは「やってみる」ということが、物事を身につける近道なのかもしれません。
ギターという右脳系の体験とテンポのある講義から垣間見えるヒント。
なかなかにおもしろい1日でした。