その166 嫌なことがない人生なんてあり得ない・・のだから、いつまでも引きずることは止めよう!

胆嚢にポリープがあります」と、医者に言われたときは、平静を取り繕うのに苦労しました。

よくよく聞いてみると、胆嚢にポリープの場合、大抵は脂肪の塊であるそうなので、心配する必要はないとのことでしたが、稀に悪性(つまり癌)であることもないとは言えないとのことで、半年後に再検査に来るよう言われました。

本日、人間ドックに行ってきました。

すべての結果がわかったわけではありませんが、胆嚢のポリープの他にも、十二指腸に潰瘍の後があると言われました。

こちうらは、自力で治癒したようです。

年齢的なこともあるでしょうが、一生のうちで、最も精神的にストレスを感じたであろうこの1年の間に、パパの体は異常をきたしていたことがわかりました。

これまでは、地震があっても気づかずに朝まで眠り続けていたようなタイプだったのに、夜中の3時くらに目が覚めて、朝まで眠れないような日々が続きました。

今でも、悪い夢に促されながら、夜中に目が覚めてしまうことが時々あります。

最近でこそ胃の下のほうはキリキリと痛むようなことも無くなりましたが、少し前までは、時々ありました。

断続的ではなかったので、あまり気にしていなかったのですが、これが十二指腸潰瘍だったようです。


事実を受け止めて、前向きな思考をしなければとは分かっているのですが、時々やりきれない気持ちに苛まれることがあり、こういうときにストレスを感じているのでしょう。

君たちのためにがんばって生きようと思っているのですが、このまま会えなくなってしまうのではないかという不安が常に頭の片隅にあり、これもストレスになっています。

体力には自信があり、精神的にも良い意味で鈍感な方なので、なんとか乗り切れたのかなと思っていましたが、身体は正直です。

定期的にランニングなどをして、体力の向上に務めるだけでは、どうにもならないことがあるようです。

「ストレスが最も身体に悪い」とは、よく聞いていましたが、自分の体で客観的に事実を見せつけられると、まさにそのとおりであるということがよく理解できます。

でも、どうすればストレスと上手に付き合いながら生きていけるのか、パパは解を持っていません。


ただ、一つ言えることは、あれ以上の地獄はないということです。

「地獄を経験した」と大袈裟ではなく言えます。

逆説的ではありますが、あの経験をしたからこそ、これから起こりうるどんなことにも、ある程度の耐性が備わっていると言える自信があります。

少し楽観的すぎるかもしれませんが、今が人生の中で大底なのでしょう。

新しい生活が始まれば、そこに何らかの希望を見出せるはずですし、何よりも、まだ、否、永遠に君たちと繋がっているのです。

向かうべき方向性がはっきりすることにより、ストレスも減っていくであろうと期待しましょう。


嫌なことがない人生なんてあり得ないのです。

その中で、相対的ではなく、絶対的な価値観として、自らの喜び、幸せを感じ取ればよいのです。

身体にできてしまった傷跡は元に戻らないかもしれませんが、それを増長させないような生活はできるはずです。

どんな小さなことにでも素直に喜び、幸せを見出して、心の温度を上げていこうと思います。


本日のパパからのメッセージは、

「嫌なことがない人生なんてあり得ない・・のだから、いつまでも引きずることは止めよう!」

です。


さっそく、小さな幸せ的発見があったので、書いてみます。

引越しをした関係で、人間ドックの診療場所を昨年までと変えました。

そこでひとつ発見。

一部屋で何種類かの検査を」する部屋で、昨年までの病院では検査項目毎に担当が分かれていたのですが、本日の病院では、検査項目ごとの担当というのは置いておらず、一人の人がフレキシブルに各検査項目を担当していました。

何がよいかというと、ある検査項目が終わると、空いている検査項目を探して、そのまま引き続き同じ人が検査をしてくれるので、時間の無駄がありませんでした。

担当の裁量の範囲を広げ、臨機応変に対応しているという好例だと思いました。

何い応用できるかはわかりませんが、新しいやり方に触れたということだけなのですが、発見があり、少しだけ幸せ度があがりました。