その176 影で人を小馬鹿にするようなことはしない!逃げずに正面切って言ってみよう!

一生懸命にやっている人を影で小バカにするようなことはやめましょう。

それも、さして努力をせず自分に与えらた最低限度のことだけしかやらない人が、他人のために汗をかいている姿を見て笑っているような態度は、なんとも腹がたちます。

他人の行動に対して必要以上に口を挟まず、議論をしないような人のことを「バランス感覚がよい」などと言って褒める対象とすることが多いのですが、どうなのでしょうか?

「バランス感覚」などというのは、結果的に付随してくる「おまけ」であって、本質的なものではありません。

何か物事を決めなければいけないときに、最も求められるのは、様々な角度からの気づき、分析力であり、これらの提案なしでは、いくらバランス感覚が優れていても、その力を発揮できません。

なので、まずは議論を活性化させる意味でも、論理的に考えた意見を述べることが大切です。

ブレストなどの手法では、論理的でなくてもよく、とにかく気がついたことを言ってみようというケースもあるかもしれませんが、発散系のテーマでない限りは、ある程度論理性を持ち合わせていたほうがよいというのがパパの持論です。

いつもホットである必要はありませんが、ちょっとしたことにも喰いつきよく反応して、意見を出し合うことが職場の活性化につながると信じます。


結果、「うっとうしい」とか、「面倒くさい」とか言われようと、本来的には気にする必要はないと思います。

なぜなら、そのような感情的な情報は、科学的な判断材料には一切無関係だからです。

論理的にどうなのか、数値上どうなのかといった、客観性の高いことに重きをおきましょう。

感情的な理由に流されることが最もいけないことです。

そうです。感情的な評価により自らの意見が採用されないようなケースでは、いちいち落ち込む必要もありません。


あと、冒頭に少し書きましたが、人の評価は軽々しく口にするものではありません。

もしするのであれば、堂々と正目きって評価を伝えるべきです。

三者に対して他人の評価を口にするなど、もっての他です。

特にその場を盛り上げたいために、他人を貶めるような言動は慎むべきです。

面と向かって言われたよりも、数倍モチベーションが下がるし、信頼関係も一気に崩れます。

もし、他人を貶めるようなことを言っている人がいれば、目を覚めさせる意味でも注意すべきです。


本日のパパからのメッセージは、

「影で人を小馬鹿にするようなことはしない!逃げずに正面切って言ってみよう!」

です。


いつの日からでしょう。「純粋であること」「正直であること」が格好悪いことに分類されるようになったような気がします。

本当にそれでよいかなと思います。

スマートに物事を洞察できる人など、ほんの一握りのはずなのに、みな直線的にそこに向かってしまいます。

凡人は、もがき、苦しみ、他人と意見を戦わせながらでないと、よいアイディアは浮かんでこないものです。

行動によってエネルギー増幅させ、そのうえで内面クールに物事の判断をしてみましょう!