その178 いろいろなことを実直にまねしてみよう!

今朝の朝日新聞beのコラムで、勝間和代さんが「学ぶことは、まねること」というコラムを書いていました。

もともとは「学ぶ」と「まねる」の語源は同じで「真に似せること」を表しているとのことです。

「まねる」というと、マイナスのイメージを持ってしまいがちですが、一般的な生活を営むうえでの「まねる」は、イメージほど悪い「行為」ではないかとパパも思います。

当たり前ですが、人は小さいときから「まね」の連続です。

両親をまね、友達をまね、先輩をまね、それがいつの間にか、薄まり、他のものとミックスされ個性になっていくのです。

いくら誰かのまねをしてみても、他人にまねをしたことは悟られないどころか、本人もオリジナルと錯覚をしてしまうものです。


なので、「まねる」ことはよしとして、大事になってくるのは、他人のどこを「まねる」かの判断です。

「よいところ」というのが答えですが、「よいところ」の基準は人によって異なるので、それが親子の間などでギャップとなり、「あの子の悪いところをまねしない」などと小言を言われたりするのです。

子どもの価値基準がズレているのは仕方ないし、影響力のある友達のまねをするのは自然なことなので、そこは容認してもよいと思います。

こういうときは、別の影響力により、「先のまね」を薄めていくしかないのではないでしょうか?

自らの価値基準でよかれと思ったことを頭ごなしに否定されては、子どもと言えども、おもしろかろうはずがありません。

なので、一旦は子どもの判断を容認しておき、そのうえで、親が正しいと思うことを子どもがまねるよう誘導するのがよいと思います。

まねる材料を多く提供してやることが子どもへの教育の基本ではないかと思います。

様々なことに対してまねができる習慣を身につけることが、この先の厳しい世の中を生き抜くためには絶対に必要となってきます。


勝間さんでさえ、今も貪欲に人の真似をしているとのことでした。

今は、「まねをする」にもよい環境になってきたとも書いていました。

身近な人のほかに、本などで、成功者の生き方を知ることができるからだそうです。
(最近のビジネス本では、一昔前とは違い、経営者や著名人などの特殊な立場にある人以外の成功体験が溢れているので参考になります。)

言われてみれば、知らず知らずのうちに、パパも本などから様々な人のまねをしています。

全部は無理でも一部だけであればまねすることができます。

そして、このとき大事なのは、勝間さんも仰っているように、「実直に続けてみる」ことです。

継続をしてみないと身につかず、せっかくの知識も実践で使えません。

■ブログを書くこと
■朝会をやること
■休みの日には優先して体を鍛えること
■迷ったら体感してみること

これらは、いずれも本に書いてあったことを「まねた」パパの習慣です。

よく、「本などを読んでも頭でっかちで役に立たない」などと言う人もいますが、決してそんなことはありません。

当人の心持ち一つで、本からいくらでも「まねる」ことは可能です。

とにかく、まずは自分の直感を信じて様々なものを実直にまねてみましょう。


本日のパパからのメッセージは、

「いろいろなことを実直にまねしてみよう!」

です。


ところで、本からの知識は「まねる」ではなく、「学ぶ」ではと思うかもしれません。

明確な基準はありませんが、著者の顔が見えること、その人の行動が自分に移しかえることができれば、「まねる」なのかなと思います。

まあ、同義語なので、線引きは気にせず、どんどん自分の行動に取り込んでください。