その184 ストーリーで語ろう!

環境問題というか、環境問題が空気のようになるであろう、ほんの少しだけ先の未来について、考えさせられました。


昨日、末吉竹次郎さんの講演会へ行って来ました。

テレビなどで拝見をしていると、控えめながら芯の強い方だなという印象でしたが、生の末吉さんを拝見すると、芯が強いところはあたっていましたが、実はとても実はとても情熱的でありました。

自分の思いを熱く語る人は大好きです。

自らを奮い立たせなければ、他人を鼓舞することはできません。

地球温暖化の話もそうですが、なぜ、熱く語るかというと、末吉さん自身が己の役割、使命をきちんと認識しているからです。


決して大上段に構えるわけでなく、そのときの自分のポジションにおいて、「できることをやる」というスタンスでした。

もちろん役割は、地球温暖化の弊害、そして、そこから変化する世界の流れです。


そして、このことを周囲に訴えていくうえのコツとして、SubstanceをSutoryとして聞いてもらうということでした。

イベントひとつひとつに囚われるのではなく、バックグランドにある「なぜ」に焦点を当て、全体の流れを見る。

■「モノ」を見るのか?
■「スジ」を読むのか?

という比較においては、当然、「スジ」に注目しようということです。

スジに注目をして、STORYを語ると、思いを訴えやすくなるということです。

そのようなモノの見方をしている末吉さんから言わせれば、アメリカが環境大国に邁進していくのは2〜3年前から既定だったそうです。

①ハリケーン・カトリーヌ、②「不都合な真実」、③T・フリードマン「2006年の色がはGreen」、④US.CAPなど・・

ブッシュ大統領時代、京都議定書にサインをしなかったアメリカは、環境後進国のようなイメージがありますが、断片的情報を組み合わせると、実は環境先進国へ邁進するということが予想されます。

燃費の悪い大型車を乗り回しているというイメージでしたが、意識は日本より全然高いようです。


「高いよう」というのは、きっちりした判断材料がなく、スタートライン時点での差があるなど、基準が曖昧な部分があるためです。

ただ、アメリカは本気のようです。

まず、有名企業がタッグを組んで、取り組みを行っています。

そして、環境問題に対して、NGOなどの訴訟などもあり、司法からの変化が起きています。


このようなアメリカと、元々温暖化のフロントランナーであったヨーロッパに任せると何が起こるか?

それは、この温暖化ビジネスの覇者がヨーロッパとアメリカになってしまうということです。

もう流れは止められません。

日本もうかうかしていられません。

早いところ、常に温暖化を意識するような社会を醸成していかないと、経済的な地位も危ぶまれます。

少しずるいですが、外向きのアピールをする必要があります。

ここは使い分けです。

国も企業も、それこそストーリー仕立てで、世界にアピールをしなければなりません。

中身も大事ですが、他人にどう思ってもらえるかという外見も大事です。

いずれにしろ、日本人が本気にならないと、世界で取り残されてしまいます。

パパたちも、点ではなく線を意識した、環境問題への取り組みが必要なのでしょう。

できる範囲で、身の回りの人たちへ、地球温暖化のストーリーを語ってみる必要があるでしょう。


本日のパパからのメッセージは、

「ストーリーで語ろう!

です。


ただ、他人に語る前に、

■シャワーを出しっぱなしにしない。
■職場で離籍するときは、PCの電源を切る。
■エアコン使わない

など、地味めな活動を草の根的に広げてみたいです。