その186 時間を金で買うことについて躊躇わなくてもよい! ただし、トータルでの支出は増やさないこと!
頭の片隅に未整理課題があると、どうも落ち着きません。
気になることを一気に片付けてしまおうと、意気込んだ週末でしたが、いくつかの課題が次週に繰り越されてしまいました。
土曜日中に解決しようと思ったことについて、日曜日まで引っ張ってしまったことが、原因です。
具体的には、土曜日中に新生活に備えた家電品を買い揃えるということをしようと思っていたのですが、何千円かの差で決断ができず、日曜日まで繰り越してしまいました。
結果的には、1日伸ばしたことにより、役2千円ほど、トータルで安くなりました。
が、これは時給換算したときに、果たして得だったといえるでしょうか?
何かに縛られた休日と、全く自由な休日の差って、金額換算すると結構あるかと思います。
価値基準を金銭にしてしまえば、随分と気が楽ですが、やりたいことの時間換算と金銭との比較ができないため、良かったか、悪かったかの判断が難しいとことろです。
パパの価値基準なので何とも自信がありませんが、金銭的な価値基準は、あまり当てにできないような気がします。
度合いにもよりますが、基本的には、「時間>金」でよいのではないかと思います。
なぜか?
人は快楽のために、金銭を使います。
休日に、旅行をするのも、美味しいものを食べるにも、お金がかかります。
一方、人は、時間を有効に使うためにも、金銭を使います。
セミナーを受けるのも、ビジネス書を読むのも、そしてその他すべての学習は、ある意味、「時間を有効に使うため」と言い換えてよいと思います。
自習にも多少のお金はかかるので、つまりは、人は、直接的にではないにしろ、間接的に時間をお金で買っているのです。
では、なぜ、パパが「時間>金」と思うのか?
それは、時間に支配されることが、不快であるからです。
いつまでにAをやって、この日までにBを仕上げなければという感覚は、できれば願い下げしたいものです。
しかしながら、職場では、否応なく、時間に支配された世界が満ち溢れています。
これは、相当なプレッシャーですし、こと仕事に関しては、お金で解決する手段が限定されます。
このどうにもならない部分は仕方ないので、せめて裁量のある休日については、不快感を少しでも削減するために、多少お金を使ってでも、時間を短縮すべきです。
何か心が引っかかっていては、集中して勉強することができず、結果的に平日の仕事や家族のことがおざなりになり、結果的に金銭的な損を強いられることになってしまいます。
わかりやすいのは金銭的なプラス、マイナスがはっきりしているゆえ、どうしても金銭的な損得に目が行きがちですが、本当に得があるか熟考すべきです。
もちろん、金で解決できるものを全て金で解決するような姿勢ではいけませんが、そこを見極め、柔軟に判断をすべきであると思います。
そのために重要なのは、自分の収支を把握したうえで、正しいお金の使い方をすることです。
自分の収入に対して、どこまで時間を買える支出があるかは把握しておく必要があります。
そして、この範囲内においては、有効にお金を使うべきです。
「自己投資」というと、一種、怪しげな響きを醸し出しますが、自分で投資できる金額の範囲内というルールを守れが、そこには「突っ込んでいく」べきです。
そして、自己投資に回した分は、きっちり計算して、何かを犠牲にする覚悟を持ちましょう。
すべては、限られた資源の中での優先順位の付け合いです。
有効な金、時間の使い方を常に意識して、1日、1日を悔いなく生きたいものです。
本日のパパからのメッセージは、
「時間を金で買うことについて躊躇わなくてもよい! ただし、トータルでの支出は増やさないこと!」
です。
お金はとても貴重だし、最も保守的にならざるを得ない分野です。
これがないと不安定になり、目標に向かうことができなくなる確立が高いです。
しかし、保守的になりすぎては、「貴重な」時間がどんどん削られてしまいます。
結果的にはバランス感覚ですが、現実から逃避せず、きっちりとしたライフプランのもとに、お金と時間の関係を真剣に考えてみましょう。
これからの時代、思考することなしに、安易な条件を受け入れてはならないと思います。
合理的と非合理的の間では、個別対応が基本となりますが、まずは自分の直感を信じて判断してみましょう。