その193 自転車に乗って冒険へ出かけよう!

日焼けした腕が熱を帯びてヒリヒリします。

この季節、曇りでも紫外線がたっぷりなので、普段あまり太陽に晒されていない身体は、あっという間に赤くなります。

昨年までは、なんやかんやで一年中外仕事があったため、紫外線の少ない時期から徐々に日焼けをしていっていたので、急激に肌がやけることなどなかったのですが、今年は、春先から日中長時間外に出てることが、ほとんどなかったので、気がつけば今の今まで白い肌のままでした。

元々肌が弱いので、注意しなければならないのですが、すっかり油断していました。

これは、きちんと手入れをしないと、皮がボロボロに剥けるパターンです。

シーブリーズなどを肌にかけ、熱を冷まさなければ、どんどん皮が乾いていってしまいます。

さあ、お手入れ開始です。


ところで、なぜ、肌が赤くなるまで日中に居たかというと、学生時代にお世話になった先輩と自転車でツーリングに出かけたからです。

先日、久々にご一緒させていただいたと際に、勢いで秋の「ツールドちば」への緊急参戦が決まり、そのトレーニングの一環としての本日のツーリングです。

電車で先輩が住む街の最寄の駅まで行き、そこで待ち合わせしました。

そこから先輩の家で自転車を借り、近くを流れる川の河川敷沿いのサイクリングコースに出て、上流を目指しました。

レーサータイプの自転車には初めて跨りましたが、とにかく軽いのに驚かされます。

聞けば、サスペンションもカーボンを使用していたり、とにかく贅沢な作りです。
(カーボンのサスペンションは通常の鉄系のそれとは、衝撃の吸収度も優れているとのことでした。)

そんな軽さのためか、短い坂道くらいであれば、すいすい上れてしまいます。


ただ、慣れていないせいもありますが、

■ハンドルを持つ位置
■ペダルの踏み込み

が気になりました。

結果、懸念された、膝、腰は何ら問題なかったのですが、背中、肩など、予想外の部位が悲鳴を上げました。

レーサータイプでは前傾姿勢を保つために、普通の自転車に比べて前方にハンドルがあるのですが、必要以上に腕に力が入ってしまい、背中から肩がだんだん凝り固まってきました。

先輩に聞いたところ、最初は痛いかもしれないが、場数を踏めば、力の入れ加減もわかってくるので、気にしなくてよいとのことでした。

ただ、10月までにある程度本数をこなさないと、レース当日に相当なストレスを感じながら走ることになってしまいます。

上半身が痛くなるなんて、何でもやってみなければわからないものです。


もう一つ、ペダルの踏み込みですが、こちらは専用の靴が欲しくなりました。

ペダルをクルっとひっくり返すと、突起物が現れ、専用シューズを履いている場合、その突起物の凸部分が、靴の凹部分に入って、力が伝わり安くなるそうです。

これは、どちらかというと興味であって、絶対条件ではないのかもしれませんが、どれだけ違うのか自分自身で試してみたいという気持ちです。


で、結局は、10時20分スタートで帰ってきたのは13時30分過ぎだったので、正味3時間くらい走ったことになります。


当初設定の折り返し地点を過ぎても、どんどん上流に向かっていくので、おかしいなと思いつつも、がんばってついていきました。

本当は、あと5キロ早いペースが望ましいらしいのですが、まあ体力はあるほうだと褒められました。

ただ、本番では、今日はほとんどなかったアップ・ダウンがたんまりあるらしく、もっときついとのこと。

ちょっと気軽に参加表明をしてしまったものの、少しビビリ気味です。


ただ、今日のツーリングの感想としては、とてもおもしろかったです。

自転車を使うと行動範囲が広がるということを最近の日記にも書きましたが、まさにそのとおりです。

知らない道を走っていると、θ派によって、感性が研ぎ澄まされていきます。

同じ風が吹いていたとしても、既知の場所と未知の場所では、気持ち良さが違います。

普段は何とも思わないようなことが、素晴らしいものに見えてきたりします。


そういえば、小学校・中学校時代、自転車で遠出をしました。

実際の風景は実在のものと異なるかもしれませんが、今でも時々、昔パパが住んでいた町から隣町まで自転車で走っている夢をみます。

子どもにとって、自転車は行動範囲を画期的に拡げ、未知なるものに出会うための、最強のツールのような気がします。


本日のパパからのメッセージは、

「自転車に乗って冒険へ出かけよう!」

です。


ちっとも理論的ではありませんが、知らない場所へ自分の意思で行くことは、好奇心の育成にとって、とても大切なことであると思います。

親としては、知らない場所に子どもが行くことに対して不安なので、いろいろな制約をしてしまうのは致し方ないことであるというとは理解できます。

ただ、雁字搦めはいけません。最低限の安全のためのルールを決めておき、あとは、好きにさせておきましょう。

さあ、未知なる世界を自分自身で切り開こう!

小さな冒険者よ誕生せよ!