その203 不機嫌とうまく付き合うことを心がけよう!

不機嫌なるものの正体を考えてみました。

■自らの主張(思い)を上手く伝えることができないこと
■計画どおりことが運ばないこと
■近視眼的な発想に屈しなければならないこと

いずれも些細なことであるように見え、しかし、切実でもあるのです。

表面上、上機嫌を装うことはでき、実際に、そのように振舞っているのですが、内面では負のエネルギーがマグマの如く溜まっていきます。

言い方を変えると、この負のエネルギーがあるからこそ、現状上手くいかない理由を分析して、それを改善するよう努力をしているとも言えるので、「不機嫌なる正体」が実はバイタリティの源であったりするわけです。

「なぜ主張がとおらないか」「なぜ計画どおりに進捗しないのか」「なぜ目の前のことに重きを置きたがるのか」

それぞれに理由があり、その理由を理解したうえで、どうすれば自らの意向に近しい形に改善できるかを考察してみることです。

「なぜ、うまくいかないのか」ということに正面から向き合うことで、新しい視点、切り口が見えてきて、自らが成長するのだと思います。


そう考えると、不機嫌になることも捨てたものではありません。

すべてが順調であれば、成長が鈍化してしまうのです。

何かを不満に感じるからこそ、その状況を変えるために、脳をフル回転して思考し、汗ダクになっても行動をするのです。

そうです。考えてみれば当然のことですが、世の一角の人物も、現状に対する不満を打破するため、弛まぬ努力を続けているのです。

不機嫌は成長の糧なのです。


ただ、もちろん感情的な不機嫌さを周囲に晒してはいけません。

感情的な不機嫌は伝染してしまうからです。

本質的なことに対しての不機嫌さであれば、それが伝染することにより、改善意欲のようなものが周囲に拡がり、一気に良い方向へ流れる可能性があります。

しかし、大抵の場合は、それこそ些細で形式的なことに不機嫌が伝染してしまい、感情論的なところで、不毛な議論となってしまうことが多いのです。

なので、感情的な不機嫌さは奥底に仕舞い込み、正しい方向へ進むときのエネルギーとして活用するということを心得ておくべきです。


このように考えると、順調に消化しないことがあるといった現状も、悪くはありません。

不機嫌であればあるほど、まだまだ成長の余地が残っているのだと思うと、活力が沸いてくるとともに、心が軽くなってきます。

この先も、すべて自分の思いどおりなることはないでしょう。

その時に感じる不機嫌さと上手に付き合っていけるよう意識をしていきましょう。


本日のパパからのメッセージは、

「不機嫌とうまく付き合うことを心がけよう!」

です。


他人のことはわかりませんが、人は誰しも不平不満は持っているものです。

それを即発散させる人、溜め込んで一気に発散させる人、発散させることなくいつのまにかガス抜きできる人、いろいろなタイプがあるのだと思います。

一見、上手くガス抜きできる人が理想のように見えますが、それは、ひょっとすると一回たまったエネルギーが不機嫌な感情といしょに、知らず知らずのうちに薄まってしまっているしまっているのかもしれません。

せっかく、持った問題意識が解決されないまま、曖昧になっているとも言えるかもしれません。

したがって、発散に関しては、感情に流されすぎないというルールさえ守れば、変に優等生にならずともよいです。

大事なのは、不機嫌さを解消するための自助努力をすることです。

そちらに自らのパワーを注ぎ込みましょう。