その204 健康によって自信をつけ、自らの未来を変えよう!

健康について考えました。

日経ヘルス For MEN スペシャセミナー「健康は最高の自己投資 〜ビジネスパーソンの健康スキルアップ術」に参加してきました。

セミナーは2部構成で、

第1部が、東海大学医学部抗加齢ドッグ准教授川田浩志氏の講演
川田氏のブログ→ http://ameblo.jp/antiagingworld/

第2部が、日経ヘスル副編集長新村直子氏をモデレータに、川田氏、厚生労働省の関英一生活習慣病対策室長、株式会社タニタ谷田千里社長のパネルトーク

でした。

その中で面白かった、川田氏の講演について書いてみます。

<川田氏の講演要約>
■老化には、生理的老化と病的老化があり、病的老化を防ぐことができる。
■老化の原因は、①フリーラジカル説(活性酸素などの酸化ストレス)、②テロメア説(細胞分裂の回数が決まっている)、③遺伝子修復エラー説(体は常にエラーを修復しているが、外的要因等により修復できない)、④老廃物蓄積説、⑤ホルモン低下説が複合的に組み合わさったものと考えられる。
■抗加齢医学は、病的老化の兆候をできるだけ早く診断し、病気にならない予防をするもの
■病気を未然に防ぐことにより、個人の健康はもちろん、国の医療費負担という財政的な問題も解決できる。
■まずは、誤解をなくそう。病気の原因のうち遺伝的要因によるものは25%に過ぎない。癌にいたっては5%に過ぎない。
■癌、心筋梗塞脳卒中、糖尿病などの生活習慣病の原因は、生活習慣(食事、タバコ、仕事のストレス等)によるものがほとんど。
■例えば、長寿県沖縄では、80歳以上の寿命は日本一だが、30代、40代は下位(35〜44の男性は最下位)に甘んじている。
■これは、沖縄県がいち早く、アメリカの食生活の影響を受けたから(人口あたりのファーストフード店舗数は日本一)
■米国IBM社では、4年前から社員が健康的生活を送ることに対して、各人へ300ドル/年(総額1億3000万ドル)する取り組みを行い、結果的に3倍のコスト削減に成功。
■今こそ健康リテラシーとして、3つの自己改革(食事、身体、メンタル)が必要。
<食事>
■元気=健康ではない 元気な人は高血圧が多い → 塩分の摂りすぎに注意
■脂肪の摂りかたに注意 
 ○DHA・EPA(青魚の脂肪、エゴマオイル)
 ○オレイン酸(オリーブオイル、グレープシードオイル、キャノーラオイル)
 △リノール酸(紅花油等の植物油)
 △飽和脂肪酸(肉の脂身、バターなど)
 ×トランス型脂肪酸(マーガリン、ショートニングコーヒーフレッシュ
■タンパク質とアミノ酸 特に大豆製品がベスト ex.豆乳鍋(無調整豆乳+豆腐+にんにくおろし)
■長寿=低体温+低インスリン+高DHEAs
インスリンは血糖値を急激にあげると発生する
 GI高め ベークドポテト、せんべい、白パン、もち、かぼちゃ、ドーナツ、フランスパン、クロワッサン、白米、バターロール、マフィン、バナナ、アイス
 GI低め うそん、そば、スパゲティ、さつまいも、さといも、玄米、ホットケーキ、にんじん
■現代の日本人に不足しているビタミンとミネラル
 ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄、亜鉛、銅、マグネシウム
■不足しているビタミンとミネラルは、サプリメントで補う(迷ったらマルチビタミン
■おすすめ野菜 ・・ にんにく(胃がんと大腸がんを予防)
■少量のお酒は、心筋梗塞脳梗塞を減らすが、がんと脳出血は増やす(赤くなる人は注意)
■おまけ ・・ ホームベーカリー、ジューサー、ソイジョイがお勧め
<身体>
■定期的な運動は、様々な病気を防いで、死亡率を確実に減少させる
■運動は、肥満、心臓病、脳卒中、成人型糖尿病、骨粗しょう症になる可能性を確実に低下させる
■運動は、癌をも防ぐ、運動で、結腸癌、乳癌も確実に減少させる
■運動のメリット
 ・神経幹細胞の増殖を促進
 ・アルツハイマーの予防(歩行距離との相関関係あり)
 ・若さを保つホルモン(成長ホルモン、DHEAテストステロン)などの分泌は維持されている
 ・HDLコレステロール上昇作用
 ・血管年齢の若返り
 ・ダイエット効果(運動なしのダイエットでは魅力的になれない)
■単なる「やせ」は、心血管疾患、癌以外の死亡率はかえって増加
■ウォーキングの3原則(歩き方の工夫、ややつらいくらい、紫外線防御)
■ちょっとした筋トレも効果大
<メンタル>
■知的刺激を日々受けること(判断力、理解力の保持、新知識の吸収 → 認知症防止)
■心が病むと体も病気になる
 ・心身症胃潰瘍過敏性腸症候群、高血圧、不整脈狭心症気管支喘息
 ・タイプA(競争的、野心的、攻撃的、機敏、性急)行動パターン(心筋梗塞
■自分を変えることができる科学的根拠
 ・脳には可能性がある(もともとは遺伝子から作られてが、生後は可塑性を発揮して、状況に応じて変化していく
 ・脳細胞は死ぬまで新生される
 ・脳の構造や働きを自分で考えることができる(ピアノの得意な人は、指や音楽に関する脳が発達している)
<まとめ>
■健康リテラシーから得られること(①健康、②若さ、③自信、④評価) → 未来が変わる


<パパ所管>
以前にも書きましたが、この1年間で、すっかり体が不健康になっています。
これは間違いなくストレスのせいです。
ただ、これまで健康に関して、あまりにも無防備であり、断片的な情報しか入ったところです。
それを、健康リテラシーという、特に病気になるのを防ぐという観点で講演をしてくれたので、確実にスイッチが入りました。
特に、努力(食事、運動、ストレス)をコントロールすることにより、病的老化を防ぐことができるという考え方がよかったです。
具体的に自らができることからコツコツと実践していきたいです。


本日のパパからのメッセージは、

「健康によって自信をつけ、自らの未来を変えよう!」

です。


こーちゃん、もーちゃんは、まだ小さいから、健康ということは気にしなくてもよいのですが、とにかく好き嫌いなく食べ物を食べ、適度に運動を」する習慣をつけることです。

大きくなったら差がでてくるはずです。

そして、メンタル面では、ストレスは溜め込まないこと。

もし辛いことがあっても、ママがそばにいるから大丈夫です。きっと、君たちのことをしっかりと受け止めてくれすはずです。

そして、パパもいます。

この世の中に君たちを愛している人が存在するということを覚えておいてください。

いつでも心の重しを肩代わりする所存です。