その217 自分でできることをできる範囲でコツコツこなそう!

久々に「マインドマップのわ」に参加してきました。

会自体は、平日の夜ということもあり、参加人数が5名とこじんまりした感はありましたが、レギュラーの皆さまだけだったので、効率よくちゃちゃっとこなした感じです。

テーマは「距離」。

人によっては、生活感溢れる距離について描いたり、自分の歴史を距離で現したり、いつもながら、大変興味深かったです。

最近、MMを書くのをサボっていましたが、もう少し鍛錬せねばと思いました。

そんな中、「距離は武器」というブランチを描いた方がいて、「うまいなー」と唸ってしまいました。

確かに、時には近くに居ることが武器にもなるし、時には遠くに居ることが武器になることがあるのです。

どんな強力なツールを持っていたとしても、それを使用できる距離が確保できていなければ、何にもなりません。

武器はもちろん兵器だけではなく、あらゆるものとの関わりにおける比喩です。

こんな素敵な思考と出会え、刺激を受けることができるところが、この会の楽しみです。



ところで、「マインドマップのわ」の会場は、千代田区立図書館(パパは2回目の利用です)だったのですが、この図書館は素晴らしいです。(褒めるのも2回目です。)

まず、閉館が22時なので、会社帰りでも十分に利用でき、そのうえ、机やPC、それに会議室なども充実しているので、学生さんに混じって会社帰りのサラリーマンなどの姿が多く見られます。

ビルの9Fなので、窓際からは眺望が楽しめるのではないかと思われます。

新しいということもありますが、とても開放的な作りで、図書館にありがちの、暗さや黴臭さとは無縁です。

蔵書の数は若干少なめに見えましたが、施設については、申し分ないです。

ヒルズライブラリーの景色、調度品には適いませんが、あちらは、会費がお高いので、それを差し引けば十分以上です。


新宿区が運営する四谷地域センターなどもそうでしたが、裕福な自治体の施設は豪華でよいです。

ただ、この豪華な施設をきちんと運用するかどうかが、自治体の腕の見せ所です。

並の自治体であれば、立派な箱物を作って、蔵書を集めて終わりということになるでしょうが、千代田区の取り組みは、その土地の特性、つまり、会社帰りの人たちを意識して、22時まで開けているというところがよいのです。

「文化を守る気概」はハードだけでは成り立たず、よりよいソフト=運営があったのことです。

すべての自治体に、同じようなことが必要かというと、そんなことはなく、地域地域の特性によればよいと思います。

子どもが多い地域では、絵本を増やし子どもの自習室の充実をして欲しいです。

お年寄りが多い地域では、朝6時から開館してもよいでしょう。

土地の特性、風土にあった運営が、地域文化の伝統を作り上げるのだと思います。


また、目だった特性、風土がなければ、自治体がそれを作り上げるようなことも必要でしょう。

住民の誰もが誇れる「おらが町の自慢」というテーマに、個性的な図書館というのは非常にマッチしているような気がします。

ヒルズライブラリーというステータスシンボルは、昨今の勉強ブームにのって、着実に成功の道を歩んでいるように思えます。

市井では、小さな自習室が林立しています。

このブームを単なるビジネスではなく、日本得意の隙間カルチャーとして、もっともっと発展させていって欲しいものです。

家とは違った知的な空気が流れる場所が、町の至るとこりにあり、誰でも自由に出入りできれば、日本の教育水準ももっともっと上がっていくような気がします。

自治体も学校ばかりに教育を押し付けるのではなく、環境を整えることにシフトしていくことを考えてもよいのではないでしょうか。

そして、まずは大人が図書館等の学習施設を利用して、子どもたちに模範をしめして、子どもたちの自発的な知的好奇心を刺激してやりましょう。


自治体勤務でもなく、図書館の運営に関わっていないパパに何ができるか?

外から図書館の魅力を客観的に語るような活動ができれば面白いかもしれません。

好きなことに対して、自分のできることをできる範囲でコツコツ行っていこうと思います。



本日のパパからのメッセージは、

「自分でできることをできる範囲でコツコツこなそう!」

です。


学校の勉強に留まらず、子どもたちの知的好奇心を育むのは、一にも二にも周囲の環境です。

子どもの成績が親の年収に比例しているというのは、小さい時からさまざまな知的刺激を与えた量の差などではないかと思います。

決めつけずにいろいろなことを体験させてやるような環境。

すぐに飽きてしまったり、投げ出してしまったりするかもしれませんが、経験は財産として残ります。

小さいうちは、無限の可能性の芽を摘まないよう、チャレンジ環境を作ってあげましょう!