その228 個人の○○記念日なんて意味がない。前を向いて生きよう!

1年前と同じように朝から蝉の声が煩いように感じました。

空気が入れ変わったのか、北からの乾いた部屋に入ってきます。

思うところがないわけではありませんが、自分でも驚くほど、淡々としています。


夏風邪の具合も少し良くなってきたので、ランニングに出かけました。

先週軽く走っただけだったことに加え、軽かったとはいえ、病み上がりだっため、45分過ぎからの10分は、久々にだらしのない走りでした。

ただ、新しい家から川沿いまでの道がなんとなくわかり、これでな次週からは、なんとかリズムに乗れそうな気がします。

家に着き、風呂に入って出てきても、まだ8時前。

休日の早起きは、お得度満点です。

ただ、今日は、両親と弟夫妻が、晩御飯を食べに我が家に遊びに来るので、のんびりもしていられません。


まだ、少し残っている片づけを早々に仕上げ、掃除機をかけ、晩御飯の準備をしなければなりません。

今度の家は、クローゼットの奥行きがなく、今まで使っていた衣装ケースが入らないので困りました。

衣服はもちろん、写真や書類などある程度グルーピングをして、ガサガサと衣装ケースに入れて、クローゼットに仕舞えば、外からの見た目は片付いているように見えるので、これまでも多様していたのですが、今回は使えません。

結局、衣装ケースに変わる、紙や布の箱を、IKEAや無印良品で購入して、クローゼットに押し込みました。

予定外の出費ではありましたが、結果的には、グルーピングがさらに細かくなり、より整理できたかなと満足しています。


さて、もう一方のメインである料理です。

一人で食べる分には、多少まずくたって構いませんが、客人に対してはそうはいけません。

昔買ったキャンプ用の料理本から、「おもてなし」に使えそうな料理をチョイスして、とりあえず買物です。

メインは、サルサにトルティーヤを巻いたものにしようと思い、サルサのメインであるフルーツトマトを探します。

ちょっと、躊躇するくらい値が張りましたが、思い切って購入してみると、これがなんと甘くて美味しいこと!

あまりの美味しさに、料理中についついたくさん食べてしまいました。

5人分もの調理をするのは久しぶりでしたが、なんとかなるものです。

コツは、こまめに洗い物をすること。

ようは取り合えず洗い物をしながら次にやるべきことを考えているのです。

そうこうするうちに、なんとか集合時間の1時間前にあらかたの準備を完了しました。


時間が空いたので、しばしリクライニングシートに座っていると、1日の疲れなのか、1年の疲れなのか正体のわからない睡魔に襲われました。

夢の中で君たちがパパの家に遊びに来ます。

パパが特別であったように、君たちにとっても、1年前は特別な日だったのでしょうか?


そんなことはありません。

夢を見たのはただの偶然で、パパが迎えるべき客人は別の人です。

現実的に何ら変化を起こさせることのない、たまたま見た夢の話に、精神を侵害されるほどパパは暇ではありません。

パパにとって、今日は今日でしかなく、1年前の1年後ではないのです。

今日こそすべて。過去は今日の課題を解決するために反省材料として振り返るときのみに思いを馳せるものです。


本日のパパからのメッセージは、

「個人の○○記念日なんて意味がない。前を向いて生きよう!」

です。


死ぬまであの日のことを忘れることはないでしょう。

ただ、それは後ろ向きな振り返りではなく、これから訪れる未来のための、アンチテーゼとしてのものです。

来年の今頃、パパは何を思っているのでしょう?

そして、ほんの少しお兄さん、お姉さんになった君たちは、何を思っているのでしょう?