その239 1日1個の「よかった」を見つけて書いてみよう!

和田裕美さんの講演会へ参加してきました。

以前から気になっていたビジネス選書セミナーです。

講演会の内容は、和田さんの新刊「人生を好転させる「新・陽転思考」〜事実はひとつ 考え方はふたつ〜」のエッセンスを語るといった内容です。

和田さんの話を直接聞くのは、今回が4回目で、著書も2冊ほど読んでいるので、話そのものに目新しいことはありませんでしたが、話を聞くたびに、本を読むたびに、自分がこの陽転思考を身に着けていないということを実感させられます。


陽転思考とは、新刊の副題にもあるとおり、「事実を受け入れたうえで、そこから「よかった」ことを探す」というような考え方であると理解しています。

例えば同じ境遇(事実は一つ)であっても、一方では、その境遇になってしまったことの言い訳ばかりを探していると、自分の境遇を受け入れてしまう、認めてしまうことになるので、その状況から脱することが難しくなりますが、

一方では、その境遇になってしまった自己の原因を究明し、そこから、「気づけてよかった」「この程度ですんでよかった」といった未来へ視線が向くような考えになるので、その状況から脱しやすくなります。


これは、ポジティブシンキング(ポジシン)の考え方と同じようですが、和田さんによると、ポジシンは、ネガティブなものには目を向けず、とにかく前向きなろうというので、繊細な日本人には合わない部分があるとのことです。

つまり、無理して感情を無視するような態度をとるので、とても疲れてしまいます。

一方、陽転思考は、一旦、ネガティブな感情(妬み、怒り、自己嫌悪・・)を受け入れてよく、そこから「光る石」を見つけるように転換をはかるので、無理がないそうです。

ポジシンでどこまで、感情を排するか、細かいことは解りませんが、パパがどん底のときに、コーチングをしていただいた小山龍介氏も、「いったん、負の感情をすべて紙に書き出したほうがよい」と仰っていました。

実践してみると、暫くは負のエネルギーの海を漂う感覚だったのが、そこから前向きな思考に転換したという実体験があるので、和田さんの仰る「陽転思考」は理解できるような気がします。

あとは、これをどうやって、自分のものにするか、体に染み込ませるかです。


本の中にも書いてあり、講演会の中でも仰っていましたが、

「1日1個の「よかった」を見つけて書いてみること。これをとりあえず30日続けてみること。」

これは善いです。


「本を読んだくらいで人生が変わるわけはない!」

というのが、本の帯に書いてあった言葉であり、講演会の冒頭でお話されていたことです。

つまり、行動をしなさい。

そして、親切にも、具体的な行動のヒントまで与えてくれています。

もちろん、言葉を書くことが行動の全てではありませんし、これだけで絶対的に陽転思考が身につくかというと、なかなか難しいこともあるでしょう。

しかし、行動をしないことには何も変化しません。

行動をし続けることによって、ほんの何ミリか動いた部分を、素直に受け取り、それを大きく育てていくことです。


現在、君たちへのメッセージとして前向きなことを書いていますが、これに加えて、事実として「よかった」ことを文字にしてみれば、効果倍増のような気がします。

君たちへのメッセージは、「こうあって欲しい」という理想の言葉であり、これはこれでパパの心を潤しているのですが、一つの現実から創り出したというより、一つの現実とは違う現実から引っ張り出しているようなところもあって、現実との乖離が気になっていました。

そういう意味で、もう少し現実に近いところである一日の出来事から「よかったことを探す」というテーマは、自分自身のために特化できることなので、かなり現実感があり、即効性があるように思えます。

なので、今日から「君たちへのメッセージ」に加えて、「パパの今日のよかった」もこのブログに書いていきます。

「人は幸せになるために生まれてきた」のです。

で、あれば、幸せになるために、毎日を喜びに満ちたものにしましょう。


本日のパパからのメッセージは、

「1日1個の「よかった」を見つけて書いてみよう!」

です。


そして、パパの「今日のよかった」は、

「陽転思考を身につけるための行動をはじめた!」

です。


いろいろな自己啓発があり、思考法があります。

人間が幸せになるための生き方という、自己啓発や思考法の本質の部分は、どれも変わらないはずです。

どれも、実践し続ければ効果があるものでしょう。

ならば話は単純です。

そうです。行動し続けるのです。