その278 目的地に至るまでの経過を愉しもう!

昨日は、勝間和代氏の講演会のために、丸善丸の内店へ自転車で行きました。

先日の駒沢公園を大幅に上回る、パパ史上最長の都市ツーリングでした。

ちょっと道に迷いながらも、1時間30分弱で到着。

さっと電車の倍といたっところでしょうか?

東京は以外と坂が多いのと、休日とはいえ、自動車の交通量が多いので、とても神経を使います。

ただ、電車や自動車とは異なり、適度なスピードで駆け抜けていく都会の風景の中には、自然満載ではないのですが、確かに季節感が存在し、パパの五感を刺激してくれます。

暑くもなく寒くもないオープンカフェでくつろぐ人々は、実に心地よさそうに語らいあい、ショップのウィンドウには秋に似合う色合いの服が並んでいます。

人工的なものではありますが、一つ一つの店、一人一人の人が織り成す装いは、東京というキャンバスに確かに季節の色を与えています。


当たり前ですが、都市の風景は変わり続けています。

ハード、つまり、ビルや道路の建て替え、造成もさることながら、そこに集う人が変わっています。

皇居で、ジョギングを愉しむ人々。

当たり前のように車道を自転車で走る人々。(パパもそうですが・・)

外国製のおしゃれなベビーカーを操り、ファショナブルな装いに身を包むママさんたち。

人が流れることによって、都市が織り成す景色が変化し続けるのだと実感しました。

ハードはその付属でしかありません。

なぜなら、私たちの視線は、地面からせいぜい2メートル以下のところにあるからです。

さまざま人がパパの脇を流れていきます。

その人の息遣いはわかりませんが、決して風景ではない、人としての温もりを感じます。

誰と話をしたわけではありませんが、昨日の自転車での散歩では、東京の情緒のようなものを感じることができました。


自転車の移動は、気になるものがあれば戻れるし、ちょっと遠回りをしてもよいので、めくるめく東京の街にはぴったりなのかもしれません。

祭り囃の音に引き寄せられるもよし、普段は行かない町の路地裏を彷徨うもよし。

帰り際、六本木のマクドナルドで人だかりができているので、何かと思ったらコーヒーを無料で配付しておりました。

一度通り過ぎたのですが、わざわざ戻って1杯いただきました。

些細なことですが、なんだかとても得をしたような気分です。


そして、家に帰り、ふと見上げると十六夜の月が遠慮しながらビルの間から顔をのぞかせています。
(正面にビルが建っているため、パパの部屋からは、月が見えるタイミングは難しいのです。)

部屋に入ってくる風は少しだけひんやりしていて、1日運動をした体をクールダウンさせてくれます。

これもご褒美です。

一杯のコーヒーと、はにかんだ月、そして気持ちのよい風に癒された秋の1日でした。


本日のパパからのメッセージは、

「目的地に至るまでの経過を愉しもう!」

です。


そして、パパの「今日のよかった!」は、

「たいていの場所なら自転車で行けることがわかった!」

です。