その284 体で感覚を覚えろ!

坂道でペダルを踏み込むたびに、鼓動がはじけます。

こんなにも坂道を自転車で駆け抜けたのも、そして1日110キロの距離も生まれてはじめてです。


房総半島で行われたツール・ド・CHIBAに参加してきました。

秋の穏やかな太陽が、九十九里の海を優しく照らします。

朝の冷たい潮風が、徐々に熱くなってくる体にあたり気持ちよいです。

海沿いのロードサイドに並ぶ、サーフショップやレストランは、湘南海岸とは違って見え新鮮です。

この心地よいスピードであれば、気持ちよくどこまででも行けると思ってしまいます。

程度の良いアドレナリンが体を充満します。


しかし、これも2つ目のエイド・ステーションまで。

山道に入ると、一気に高度があがっていきます。

スピードメーターが7キロ台まで落ちてしまうと、もはや回復は不可能で、坂がなだらかになるまで耐えるしかありません。

何人もの人に、坂道で追い抜かれましたが、素人目に見ても、みなフォームに無駄がなく力がロスされることなく伝わってきます。

これは技術ですが、口でいくらいってもわかりません。

体で感覚を覚えるのです。


本日のパパからのメッセージは、」

「体で感覚を覚えろ!」

です。


そして、パパの「今日のよかった」は、

「苦しいときにこそ、本質を理解する」」

です。