その295 追い込まれた局面での共同作業は絆を深める!

久しぶりに業務上のトラブルが発生しました。

良いことなのか、悪いことなのかわかりませんが、昨年の春先の嵐のような連続トラブルで慣れてしまったのか、落ち着いて対処できます。


オンラインを止めるわけにはいかないので、週末まで疑義のあるファイル情報を取得できません。

このようにNGの範囲を直線的に調査することができないときは、結果から判る情報を収集し、仮説を立て、それを立証する作業を行うしかありません。

そして、この方針を正確にメンバに伝えることが、トラブルを迅速に解決するのに最も大切なことであると思います。

トラブルが発生すると、皆、浮き足立ち、メンバが各々の過去の経験から、勝手に動きだしたりするので、それを未然に防ぎ、個々の役割分担を明確にします。

そのうえで、情報が錯綜しないように、一括して情報管理を行い、それを適宜メンバにフィードバックしていきます。

今回は、どうやら第一の仮説がビンゴのようで、レアなケースだったので、被害はダメージは最小限で済みそうな予感です。(裏取りは、週末にファイル情報を取得しないと最終判断はできません。)


しかし、これは、そのトラブルにより少なからず迷惑を被る方にとってはとんでもなく勝手極まりなく、自分でもいけない感情だとはわかっていますが、それでも、少しくらいトラブルが出てくれたほうが燃えるものがあると感じてしまいます。

今年は、予想以上にシステムの精度が高く、また、大きな改造も飛んでしまったので、予想以上に落ち着いた日々を過ごしていました。

それはそれで、安定した日常を送ることができるので、もちろん嬉しいのですが、どこかで寂しさのようなものを感じていました。

限られた時間の中で、メンバ全員が集中力を高めて協力しあいながら、それぞれ課題にあたっていく状況は、チームをひとつにします。

ともに苦労をして障壁を乗り超える経験を共有すると、距離感が確実に縮まります。

そこにプロジェクトX情熱大陸のような感動的な結末が用意されていることはなく、恐ろしいほどまでに地味で形式的な身のない作業に追われ、その瞬間は徒労感だけが残るのですが、それでも、日がたつにつれ、そのときに共有した時間がメンバの拠り所のようになることがあるのです。

真にお互いを認め合うという瞬間は、平時にはないのかもしれません。

戦乱の世に英雄が幾多誕生するかの如く、トラブル発生時にこそ、輝きを放つことがあるのです。


仕事もそうですが、家族も恋人も友人も、一緒に苦労をするような障害を経験することがよいのかもしれません。

何かをきかっけとして、相互に認め合えるような状況になることが大切で、そのためには、少しくらい苦しいことがあってもよいと思います。

トラブルを回避することに苦心するよりも、時には正面からそれを受け止めてみよう。

ひとりではどうしても解決できないことが、2人、3人と力を合わせることにより、解決できることもあるはずです。

正面に乗り越えなければならない壁があることをまずは事実として認め、その状況を嘆くのではなく、それに一緒に立ち向かう仲間を探してみましょう。

きっと力を合わせて立ち向かってくれる人がそばにいるはずです。


本日のパパからのメッセージは、

「追い込まれた局面での共同作業は絆を深める!」

です。


そして、パパの「今日のよかった!」は、

「トラブル対応が効率的にできた!」

です。