その303 今満たされていることが未来永劫続くのか考えてみよう!
朝、ベランダのプランターに植えた韮の葉を摘んで、もやしとベーコンと一緒に炒めました。
量はとれませんが、スーパーなどで売っているものよりも細い分、柔らかく、とても美味しくいただきました。
2〜3日に一度水を与えるくらいで、世話らしい世話をしていませんが、植物の生命力たるや立派なものです。
日本の食糧自給率の低下が叫ばれて久しく、何ら打開策を打ち出せないまま今日に至っていますが、本当に心配です。
今のところ、日米間でFTAに合意をして、日本の米の関税を排したところで、皆がアメリカの米を買って、日本の米価が暴落するというようなことは考えにくいと思いますが、このまま農家の人口げ減っていくと将来的には判りません。
実際にやってみると畑仕事は面白いです。
ただ、これはあくまでも趣味の範疇であって、生活をこれに預けるというには覚悟がいりますし、残念ながらそこまでの魅力はないでしょう。
団塊の世代やそれよりも若い世代で農業への関心が高まっているとの報道もありますが、高齢者のリタイヤ分を補うほどではありません。
確実に日本の農業人口は減少の一途を辿っており、このままでは、いずれ安定した食料を確保できなくなるような事態にならないとも限りません。
世界に目を移せば、中国やインドなどが豊かになれば、それだけ食に対する拘りが生まれ、穀物などの品質の向上とともに、生産量が減少することが予想されます。
このとき、日本がいかに防衛できるかです。
ではどうするか?
まずは、無駄を排出しないような仕掛けの構築が必要だと思います。
賞味期限切れの食材をなんとかしなければならないと思います。
稀に発生する食中毒などを恐れ、過剰なまでに、賞味期限を守っていますが、これをもう少し緩められないものでしょうか?
捨てるにも処分費用がかかるので、なんとも勿体ない話です。
一つは、過剰な在庫管理を取りやめ、「売り切り」にするような戦略を取って欲しいです。
それも、どこかの店がというわけではなく、政策としてトータルで掲げるのです。
単純化すると、廃棄分した食料についての価格がオンされているわけですから、その分を減らせば、価格を抑えることができます。
また、輸入という観点では、当然に総量を減らすことができるので、これから訪れるであろう食料の高騰があっても、量×価格で、なんとかその高騰分を吸収できるかもしれません。
具体的な案までは思いつきませんが、「もったいない」に向けた発想転換というか、イノベーションを世界に先駆けて行えれば素晴らしいと思います。
単に金をばら撒くだけではなく、きちんと未来への方向性を持った予算の使い方を望みます。
食料が足りなければ外国から買えばよいという発想は限界に近づいているような気がします。
そのときに、備えてそろそろ準備が必要でしょう。
そして、これは政策に期待するだけではなく、一人一人で自己防衛手段を考えるべきです。
空きスペースで、野菜を作ろう。
食材を使い切ろう。
そして、食料問題について、人任せにせず積極的に目を向けよう。
今満たされていることに、人は目を向けないものです。
しかし、グローバルな潮流を捉え、少し先、そう君たちの世代が幸せに暮らせる世の中のことを真剣に考えてみると、今の幸せだけを考えるようなことが怖くなります。
君たちの世代に何かを残すために、今、自分ができることについて、真剣に考えていかなければならないと思います。
本日のパパからのメッセージは、
「今満たされていることが未来永劫続くのか考えてみよう!」
です。
そして、パパの「今日のよかった!」は、
「(仕事の)障害対応からようやく解放された!」
です。