そpの306 誰が頭をさげるのが得か、冷静に考えてみよう!

自由闊達な風通しのよい組織もよいのですが、最終決定権が誰にあって、その決定に対しては絶対的に服従するということは必要であると考えます。

反論をしたり、別案を出すのは、最終決定が下されるまでのプロセスにおいてであって、組織決定したものについて、文句を言うのは、士気を低下させ、生産性を悪化させます。

当たり前のことのようですが、パパの周りでは案外とできていないです。

そもそも問題なのは、自らのポジションを理解していない者が多いということです。

各々のセクションには役割があります。

その役割に対する自覚が欠如していることが多いです。

ふつう、役割はひとつであるということはなく、いくつも担わされます。

人は、その役割の中で、ついつい自分に興味があるものばかりに力をいれ、その他の役割については都合よく忘れてしまうのです。

例えば、あるセクションがミスをするとします。

では、顧客に詫びを入れるのは、そのミスを犯したセクションかというと、決してそのようなことはありません。

普通は、その顧客の担当の営業が謝るでしょう。

相手の立場にたって考えると自明の理です。

顔も知らない人が突然やってきて謝られても、心証がよいはずがありません。

自分のことを考えると、他人のミスのために顧客に頭を下げ、怒られる役目は確かにおいたくないでしょう。

理屈的には、「俺は関係ないから、お前が謝れ」でも筋がとおっています。

だけれども、組織のことを考えたときに、個人の感情で判断してはいけません。

その顧客に対して、最善を尽くすことが唯一の誠意です。

こんな簡単なことが実行できていない状況によく遭遇します。


誰がいけないのか。

我がままを言って顧客に詫びを入れない担当でしょうか?

パパはちょっと違うと思います。

最終決定権者がいけないのです。

組織のために誰がどのよな役割を担うべきか、遠慮することなく、きっちりと言うべきです。

この最終決定権者が個人の感情を優先させて、組織にとって利益をもたらさないような判断をしてはいけません。

「気持ちは判るけれど、組織にとってより有益なのは、あなたが担当することだ」と断言して、相手に役割の重要性を想起させなければなりません。

恐らく、そのような仕事においてもミスはあるはずで、感情的には納得できないこともあるでしょう。

しかし、そのとき、組織にとって、その起こってしまった状況から、どのように挽回すればよいのかを判断し、毅然とそれを実行するように差配することができるのがリーダーであると思います。


本日のパパからのメッセージは、

「誰が頭をさげるのが得か、冷静に考えてみよう!」

です。


そして、パパの「今日のよかった!」は、

「嵐の中、無事に家まで辿り着いた!」

です。


今日は、帰宅時間、嵐のようでした。

颯爽と自転車で帰路についたものの、川沿いの道は強烈な向かい風で前に進めませんでした。

油断すると、風にあおられ、ふらつきます。

それほど道幅も広くないので、運悪く、大型ダンプでもきたら、接触しても文句が言えない状況です。

さすがに途中で怖くなって、川沿いの道をあきらめて、少し遠回りをして帰ってきました。

気象情報には注意を払い、無理をしないことが大切です。