その322 物事の優先度を入れ替えてみよう!
料理のレパートリーが増えると単純に嬉しい。
昨日は、たまたま普段はあまり利用しないスーパーに行ったところ、セロリが半額(3本で75円)だった。
生まれてはじめてセロリを購入して、冷蔵庫の中にあったトマトとベーコンと一緒に炒めてみた。
味のベースは、鶏がらスープ(過粒状のものを日本酒で溶いたもの)で、これに、塩、胡椒を加えるだけの簡単料理である。
セロリやトマトは、生でも食べることができるので、炒める時間を気にしなくてよい。
オリーブオイルを熱し、先に1センチ幅に切ったベーコンを軽く炒めてから、野菜、スープの順に投入して、火が通ったら、塩、胡椒で味を調えるだけ。
セロリのシャキシャキ感とトマトの酸味が効いて、われながら上出来であった。
レシピなどを見ないで、有り合わせのものを組み合わせて料理をすることが多い。
全く見ないわけではないが、炒め物、煮物、蒸し物に、自分の型を持っているので、あとは、それをどうアレンジするということが多い。
失敗しても誰にも迷惑をかけないので、ゲーム感覚で料理を愉しんでいるところがある。
過去の経験則やテレビや雑誌などの映像・画像の記憶から、その素材に関する情報を結びつけ、一つの料理を作り上げる。
安価なものを使って、短時間に、そこそこ美味しいものを作るというのが、このゲームにおけるルール。
手間ひまは、なるべくかけたくない。
かといって、中食(出来合いの惣菜)や、外食は、経済的、健康的な理由から、できるだけ避けたいと考えている。
中食や外食は、どうしても、塩分多め、油多めになりがちだ。
健康のため、なるべく野菜をたくさん食べたいとも思う。(中食、外食の野菜は割高すぎる!)
一人暮らしの男性の中には、全く料理をしないという人も少なくない。
深夜まで営業している飲食店も多々あり、コンビニの弁当も充実しているので、生活の支障を来たすことはないであろう。
しかし、実に勿体にない。
料理は、無の状態から、脳の記憶を手繰って作品を作り出す、実にクリエイティブなトレーニングである。
結果がすぐにわかるのもよい。
美味しければ気分を良くして、不味ければその理由を解明して、次回に活かせばよい。
一般的には、料理は女性の仕事と解釈されているが、この固定観念が何ら根拠がないものであるということは、自ら炊事をしてわかった。
「料理は男性に向いている。」
案外と大胆なことをしても、そうそう不味くはならないことがわたってきた。
とすると、鍋を振ったり、熱いものを持ったり、という女性にとって過酷な作業は男性が担ったほうがよいのかもしれない。
平日は、仕事の関係で帰宅時間が遅くなるため、結果、奥さんが料理の支度をするというのが一般的なのであろう。
それは本当に正しい姿か、考え直したほうがよい。
ワーク・ライフ・バランスがとれているか?
これからは、男性と女性の社会での格差がなくなるはずだ。
そういう時代に備えて、男性は固定観念を一度疑ってみるべきだ。
発想の転換で、料理を作らなければいけないから、残業せずに帰宅をするというように、優先度を入れ替えてみるのがよい。
都合良く、ワークとライフを使い分けるのではなく、ライフに比重を置いた生活を送ると、世の中が軽やかに見えてくるかもしれない。
本日のパパからのメッセージは、
「物事の優先度を入れ替えてみよう!」
です。
そして、パパの「今日のよかった!」は、
「作った料理が美味しかった!」
です。
Why?
→ 引き出しが増えたから。