その344 困っている人がいたら、迷わず手を差し伸べてあげよう!

自転車の受難が続く。

一昨日のパンクに引き続き、昨日は派手に転倒した。

昨晩は帰宅時間が遅くなり、いつものサイクリングコースは、普段以上に暗かった。

並行して走る道路の自動車の交通量は少なく、川沿いの住宅の灯りも薄暗い。

転倒したのは、いつも注意しているポイント。

少しカーブがかったところに、ゲートのごとく鉄柱が2本×2。

時速30キロで、この鉄柱に激突して、地面に叩きつけられた。

一瞬行きが詰まるほどの衝撃。

自転車は無事だったので、呆然としながらペダルを漕ぐ。

どうやって家にたどり着いたのか記憶がない。

何もする気にならず、そのままベッドにもぐりこむも、4時くらに目が覚め、そのまま眠れなかった。

右半身と左手の人差し指がどうにも痛い。

今朝、半休をとって整形外科に行ったところ、骨には異常はないものの、右肩は亜脱臼、左人差し指は軽い靭帯の損傷、腰は打撲と診断される。

思ったより重症でちょっと参った。

特に亜脱臼に関しては、自然治癒するまで時間がかかるので、少しでも早めるために2週間は安静、できる限り三角巾で腕を吊ることという指示。

吊るのが、利き腕である右腕なので何かと不便だ。

幸い石膏などで固定されておらず、緩やかな動きであれば、ほとんど痛みも感じないが、それでも吊ってしまうと動きが制約される。

■不便なこと
上着の脱着が億劫
・買い物(右手で袋を持ち上げられない)
・左側のポケットしか使えない
・読書(特にハードカバーの立ち読み)
・自転車の乗れないので、電車を使うしかない

□以外とできること
・PC
・携帯
・洗濯

やってみてわかったが、肘を置いてしまえばPCを打つことはできるので、仕事には差し支えなく、これが不幸中の幸い。

ただ、ちょっとしたことで、鈍痛が走るので、集中力が途切れてしまう。

できることなら、ミーティングとかレビューといったことに逃げたかったが、こういうときに限って資料作りの締切が迫っている。

まあ、起きてしまったことは仕方がないので、この状態から何をプラスするかだ。

単純には左手を器用に使うようにするために、積極的に使ってみたい。

すぐにはできないかもしれないが、これは、おいおい身につけたい。


ところで、腕を吊るすというなかなかにインパクトのある格好をしていて気がついたのは、見ず知らずの人が優しくしてくれるということである。

スーパではレジの人が、買ったものを袋に詰めてくれたり、混雑した電車の中でも、体を押し付けないように周りの人ががんばってくれる。

これは素直に感謝しなければという気持ちになる。

そして、自分も真似をしたい。

ちょっとした振る舞いが、痛みを和らげ、逆に精神的な安らぎを与えてくれる。

素晴らしいことではないか!

これなら自分にもできる。

人に優しくなろう。

それも、見ず知らずの人にも。

瞬間のやりとりに暖かみを与え、周囲を明るく照らすような人になりたい。

怪我をしたことにより、いい大人への階段を上がれたような気がする。


本日のパパからのメッセージは、

「困っている人がいたら、迷わず手を差し伸べてあげよう!」

です。


そして、パパの「今日のよかった!」は、

「怪我をしてよかった!」

です。

Why?

他人の温かさに触れることができたから。