その347 そこそこでよいので、運動をする習慣を身につけよう!
右腕の亜脱臼は、自分が思っていたよりはるかに重症なのかもしれない。
自転車で転倒をして、4日目だが、怪我をした他の部位(左手人差し指の靭帯の軽い損傷、腰の打撲)は、しだいに良くなってきていることがわかるが、肩だけは良くなっている実感がない。
三角巾で腕を吊るように医者に指示をされているが、日々の生活では、中途半端に腕が動かせるだけに、ついつい吊るのを怠り、右腕を使ってしまう。
特に、職場の机と違い、家の机はPCの操作をするときに肘つけないので、重力の分だけ腕が下に引っ張られている感覚で、よろしくない。
ノートPCは職場に置いてきてしまったし、なんとか乗り切るしかない。
体を自由に動かせないのが、こんなに辛いものなのかと思う。
寒さのせいもあるかもしれないが、使っていない筋肉がどんどん固まっていってしまうような恐怖感にさいなまれる。
高齢者が転倒などを切っ掛けとして寝たきりになる率は意外と高い。
特に年齢を重ねるほどに数値が上がっている。
(参考) http://ameblo.jp/kaigoninn/image-10385071523-10302297148.html
一度、寝たきりになってしまうと、筋肉が衰え、負荷の軽いことでもしんどくなり、それをしなくなる、そしてさらに筋肉が衰えるという負のスパイラルに陥る。
であれば、リスクを回避することが第一だ。
ただし、リスクを回避するために、運動を避けてしまうと、筋力そのものが衰えたり、柔軟性が損なわれたりするので、いけない。
高齢者と言えども、運動の習慣はあったほうがよい。
特に、ストッレッチのような運動が重要なのではないかと思う。
日本では手軽に運動をする文化が欠けているように思える。
西洋人は、ジョギングをしたり、ジムに通ったりというイメージがあるし、中国人は気功をやるイメージがある。
対して日本では、高齢者が運動をする、土壌がないというか、何をやってよいかわからない気がする。
数十年前までは、運動などと気張らずに、農作業や掃除、片付けなどをこなしていれば、結果的に体を鍛えることができたのでしょうが、利便性を追求した現代のライフスタイルではそうもいかない。
それでも、現役の高齢者の方々は、不便な時代を過ごした経験があるので、生活の中の雑務で体を動かすことに抵抗はないと思われますが、今の40歳代より下の世代では、運動と生活雑務が切り離されているようような気がする。
すなわち、生活雑務においては、自らの体を使って解決するという気概に欠け、どちらかというと、道具、金で楽をしてしまおうとする傾向が強い。
そのくせ、運動をする習慣がないから、この先20年、30年先に社会がどうなってしまうか不安になりなる。
ランニングや自転車がファッションと結びついて、今年の上半期のヒット商品ランキングに入っていたが、このまま定着すればよいと思う。
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2009/06/post-8225.html
体を鍛えることは、すべての活動の中心になるはずだ。
これを怠らないためには、運動に対する面白さを若いうちから身につけておく必要がある。
運動をする習慣を身につけることは、自らの体力維持に役立つとともに、高齢者になたっときの怪我の防止に役立つ。
何がしかの競技で、プロの選手として活躍する必要などないが、運動を億劫にしないで欲しい。
肉体的にはもちろん、気分が沈んだときに気持ちをやわらいでくれる。
本日のパパからのメッセージは、
「そこそこでよいので、運動をする習慣を身につけよう!」
です。
そして、パパの「今日のよかった!」は、
「五体満足であることの喜びを知った!」
です。