その350 メンタルブロック(心の壁)を外して、ガラクタの山へ飛び込んでみよう!

苦手なことをやらない人が実に多い。

もう少し正確に言うと、結果をみるまでもなく、自分自身で苦手だと決めつけ、挑戦しようとすらしない。

直感的に、できる/できないという感覚は確かにある。

しかし、完成形には至らなくても、その過程をも体験せずに放棄してしまうのは勿体ない。

メンタルブロック(心の壁)が邪魔をしているのだ。


先日、約50人の前で、研修の一環として、担当業務の説明会をさせていただく機会があった。

一方的に講義をするのもつまらないので、マインド・マップを取り入れ、受講していただいた方にワークをしてもらった。

マインドマップの概要説明をし、サンプル(もちろん業務的な内容)を見せ、いざワーク。

マインドマップが書きやすいように、構造化を意識した資料を用意し、あとはこれを写すだけというお膳立てをして、40分で描いてもらった。

半分くらいの方は、なかなかの出来栄えであったが、残る半分の方は、手が動かず、さびしい結果。

中には、業務に精通しているはずなのに、色鉛筆を見ただけで、「嫌な感じ」がして、作業が進まなかったという受講生もいた。


研修会は、各セクションの協力のもと。貴重な業務時間に行った。

2時間30分のうちの40分をワークにあてたので、その時間の重さを理解して欲しかった。

40分間を前向きに使おうという意識があれば、たとえ苦手なことであっても取り組むはずである。

ましてや、その成果物について、他者と比較をして評価をするわけでもなく、所詮は自分の中だけで完結するものなのにである。


小手先の研修より前に、まず、自分の中にあるメンタルブロックを外すという訓練が必要であると実感した。

どんな人にも言えることだと思うが、未知の世界を体験することをストレスではなく、楽しみと思えるような生き方を目指して欲しいものだ。

新しい体験による刺激は、人の可能性を広げる。

数値で表すことはできないかもしれないが、0ではない、何かを掴んで欲しい。


限られた時間の中で、出会えたもの、人に対して、すべて全力でぶつかることなどできるはずもない。

取捨選択があるのは自然だ。

実際に、自分に当てはめて考えてみると、何度も目の前み現れているのに、意図的に関わらないようにしていることはある。

そう。この取捨の基準を固定化させてはいけないのだ。

たまには、いつも捨てているものに関わってみるべきだ。

捨てられてしまうものの中に、実は、宝物が混じっているかもしれない。

いや、宝物ではなくてもよい。

ラクタだって何もないよりはましではないか。


本日のパパからのメッセージは、

「メンタルブロック(心の壁)を外して、ガラクタの山へ飛び込んでみよう!」

です。


そして、パパの「今日のよかった!」は、

「案件が動き始めた!」

です。

Why?

→ 研修会も終わり、普段の業務に戻ると、次の段階へ向けたアイディが思い浮かび、停滞していた案件について動きを加速させることができたから。