その351 理解したと思っても案外とモノになっていないものである。したがって、繰り返し×2復習をしよう!

久しぶりに勝間和代氏の「ケース・スタディー道場」に行ってきた。

http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2009/12/index.html

いやー、面白かった!

基本的には、フレームワーク定量分析、ラテラルシンキングをテーマとした1時間×3コマで構成されていた。

それぞれのコマの中で1〜3分の問題を7問、自分の頭で考えて解を導くワークを行い、その考え方を勝間氏が解説してくれるというものだ。

「脳が汗をかく」とはこのことだ。

この課題に取り組んでいる1〜3分の集中力は、自分でいうのもなんであるが凄いと思う。
(残念ながら、正解まで辿り着く問題はほとんどないが・・)

知的な刺激は、前を向いて歩む活力になる。


ただ、久々ということで実感したのは、以前、学んだ知識も、使っていなければすぐに剥げ落ちてしまうということだ。

これは、もう見事(もちろん逆説的に。)と開き直ってしまうほどだ。

学んだこと(フレームワーク定量分析)を自由に取り出せるようになるまで、いったいどれくらいかかるのだろう。

自分の血となり肉としなければ、さして意味はない。

「あっ。これはあの本に書いてあったな!」というたぐいのものは役に立たない。

なぜなら、全く知らない人でも、検索エンジンで一気にその距離を縮めることが可能になっているからだ。

したがって、必要なのは、検索エンジンで探すことを省略できるだけのスピード感である。

もちろん、その先にある、知識の深さが求められることもあるので、クオリティを軽視するわけにはいかない。

しかし、そのクオリティを上げるのは、思考の連続性であり、いくつもの公式を自由に出し入れできるだけの体に染みついた知識である。


ついつい本を読み終えると知識がついたと思ってしまいがちであるが、いざ、問題に対峙すると、手が動かないものである。

「何だっけなー」などと、記憶の彼方を彷徨っているようでは全くダメである。

運動とおなじで、型を身につけるには、鍛錬あるのみである。

知っているつもりのことであっても、繰り返し×2、取り組むことが肝要だ。


そういう意味では、このケース・スタディー道場のような、単発で受講できるシステムはよい。

繰り返し聞き返すことができるオーディオーセミナーもよいが、やはり、一期一会のライブは格別だ。

音楽のCDとライブの関係と同じだ。

そう。1秒たりとも無駄にできないという環境を整えることは、一個人ではなかなかに難しく、だからこそ高額の費用を払う価値はある。

そして、この費用を取り返すために、同じ問題を繰り返し×2解いてみて、自分のモノにしようと決意をあらたにするわけである。



☆昨日の復習

 ■利益=(顧客当たり単価−顧客当たり獲得コスト−顧客当たり原価)×顧客数

 ■戦略の3C 自社(Company)、競合(Competitor)、顧客(Custmor)

 ■マーケティングの4P
   価格(Price)、製品(Product)、チャネル(Place)、広告宣伝(Promotion)

 ■MECE(Mutually Exclusive Collectively Exhaustive) 〜漏れなく、ダブりなく〜
   収益を上げる
     売上向上
       既存顧客売上増
       新規顧客売上増
     コスト削減
       変動費削減
       固定費削減

  

本日のパパからのメッセージは、

「理解したと思っても案外とモノになっていないものである。したがって、繰り返し×2復習をしよう!」

です。


そして、パパの「今日のよかった!」は、

「カツマーへ回帰した!」

です。