その353 準備をするための仕込みをしよう!

準備のない中で無理をするとろくなことがない。

チーム対抗6時間耐久リレーマラソン09in筑波サーキットへ参加してきた。

http://iikoto-6hours.jp/index.shtml

6時間を5人で走る目論見であったが、直前で一人が風邪でダウンしてしまい、4人での参加になった。

右肩の亜脱臼が癒えぬままのスタートであった。

準備運動替わりも、2番手として最初の1周2キロのコースを走ってみると、不安であった肩に全く痛みがなく、それはよかったのだが、いとも簡単に息があがってしまった。

天気が悪かったり、怪我をしたりで、ここ2週間ほどランのトレーニングををしていないだけで、こんなになってしまうかと思った。

とはいえ、このレースに友人を誘った言いだしっぺなので、それなりの責任を果たさなければならない。

しかも、不参加の友人の分は皆で負担しなければならない。

正直、ちょっと無理をしてしまった。

最初の2キロで調子が悪いと悟りつつ、2回目12キロ、3回目8キロと走る中で、1キロ5分程度のタイムであるにもかかわらず、調子があがらず、終いには左ひざに激痛が走った。

これは久々の痛みだ。


前回も、やはり冬の寒い日であった。

60分コースの残り10分くらいに差し掛かったところで、痛みを察知し、即ランニングを中止して、歩いて家まで帰った思い出がある。

2〜3週間放置をして、怖々とランニングを再開したが、春先までに同じようなことがもう1回あった。

今思うと、その時にきちんと医者に診てもらえばよかった。

正体の知れない不安は精神衛生上よくない。

不安が行動を制約してしまう。

したがって、不安はできるだけその正体を明らかにし、少しでも解消されるよう対応すべきである。

きちんと、医者に診断してもらおうと思う。

場合によっては、右肩に続いて、こちらも長期療養を強いられそうだ。


他のメンバの経験や調子もあまりよくなかったので、本日の約110分のランニングは致し方のないことであり、後悔はしていない。

ランニングイベントに初参加であった2人のメンバも満足してくれた。

他人の満足に比べれば、個人の怪我など大したことはないのかもしれない。

痛みは我慢すればよいし、少々不便であってもそこから何かを学べるとすれば、悲観することでもない。

たまに起こる左足の激痛の原因がわかれば、それはそれで一歩前進なのかもしれない。

そして、他人を満足させることに重きを置けば、個人的な事情は、一旦外に置くことができるものだ。

その点については、今日の経験から得た教訓である。


しかし、やはり、それでもなお、準備不足で本番を迎えてしまってはいけないと思った。

これは、準備そのものもそうであるが、準備ができなくなるリスクを回避するという行動への意識付けという形で明確になった。

準備がない中で行動を起こさなければならない局面は必ずある。

結果的にそのようになってしまったら、致し方がない。

しかし、「準備がない」という状態を回避するための行動はできるはずだ。

準備をする環境を整えること、つまり、準備の仕込みこそ、日ごろから意識をしなければならないことなのである。


本日のパパからのメッセージは、

「準備をするための仕込みをしよう!」

です。


そして、パパの「今日のよかった!」は、

「他人に満足感を与えることができた!」

です。